ご挨拶

執行部就任のご挨拶

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政策委員会の「政策」- どうする政策委員会?!

政策委員長松井 淑子(51期)

1 岩本朗幹事長のもと、政策委員会の委員長を担当することになりました。2022 年度は、飯島奈絵幹事長、中島宏治委員長のもと、政策委員会担当の副幹事長となり、初めて春秋会の政策委員会に関わったところです。前年度の充実した流れを引き継ぐことが果たしてできるのか。これからの弁護士にとって必要な「政策」とは何か。今は次のような考えです。

2  国税組織で審判官として4 年間任期付公務員を務め、大阪市でも4 年間、監査委員を務めました。その際、数万人の組織の意義はもちろん、国税職員と税理士との関係性、良くも悪くも弁護士の特殊性を強烈に意識しました。そして心の底から込み上げた感情は、「ありがとう弁護士自治!」でした。弁護士が組織集団として政策を持つなら何をおいても自治ではないかと。自治さえあれば、あとは各弁護士が然りと思う活動の自由が保障される、周り回って自ずと世のため人のためになり、弁護士に対する信頼、自治の理解に繋がり、良き循環となるのではないか。ただ、いかんせん弁護士一人では自治は守りきれない、これまでの先輩方の組織的活動があってこその自治だったはず。そこで、今の時代、組織集団的な自治に与する「政策」をどう考えるべきか。放っておくと、自治を失う流れになりそうな気もしています。

 裁判官の独立保障のあり方をみても、自治も経済的な不安からの解放があってこそ。そこで、組織的自立と経済的自立を二軸として、弁護士集団組織としての「政策」を会員で検討し活動できたら自身も含めて皆の役に立つのではないか。例えば、会費負担金ってなぜこの金額?、人権?公益活動?経済的基盤があってこそでしょ?などなど、思うところがあり物申したい!という方、委員になって力を貸してください。お声かけしたらぜひyes とお願いします。