山口健一会員、青木佳史会員の意見を聞く会のご報告

7月1日(水)正午より、第2回選考委員会において、2016年度の大阪弁護士会会長の推薦候補者の届出をされた山口健一会員、同副会長の推薦候補者の届出をされた青木佳史会員の意見を聞く会が開催されました。
この日はあいにくの悪天候でしたが、意見を聞く会には選考委員のほか、一般の会員も合わせて、合計51名(司法修習生1名を含みます。)の方が出席され、山口会員、青木会員への期待の高さがうかがわれました。

■ 山口会員より
これまでの弁護士の業務を支えてきたのは弁護士会であり、それは今後も変わらない。弁護士会の会長に就任できれば、会員のスキルアップを支援するとともに、弁護士が業務を通じて社会に貢献できるということを、社会に発信していきたい。

■ 青木会員より
弁護士会の副会長に就任できれば、山口会員の思いを実現すべく、副会長として会内の多様な意見を調整したい。また、例えば高齢者・障害者に関する業務のように、これまでボランティアと見られがちだった事件を、対価が得られる業務に結びつけていきたい。

次に、山口会員、青木会員の意見陳述を踏まえて、出席者の方から、山口会員、青木会員との質疑応答、期待や激励のお言葉を頂きました。
■ 正木みどり会員(31期)
刑事司法改革に関連して、取調べの可視化、通信傍受の拡大や司法取引の導入が問題となっているが、山口会員の意見を伺いたい。
(山口会員より)
えん罪を防止するには取調べの全面的な可視化が必要と考えている。通信傍受の拡大や司法取引の導入をどのように制限するかが今後の課題となるだろう。

■ 関根幹雄会員(30期)
法曹人口の問題について、山口会員の意見を伺いたい。
(山口会員より)
弁護士の役割を社会に発信するに当たっては、一定程度の法曹人口が必要だと考えている。適正な人口について、広く会員と議論していきたい。

■ 国府泰道会員(35期)
法曹人口の問題など、弁護士会の抱える問題点については、会の内外を意識した議論が必要だ。会務に当たっては、会員だけでなく、市民や世論にも訴えかけるという視点を大切にしていただきたい。

■ 平野惠稔会員(41期)
同期の中でも優れた手腕をもつ青木会員の決断を歓迎する。これまでボランティアと見られがちだった事件を業務に結びつけたいとのことだが、より具体的な考えを伺いたい。
(青木会員より)
例えば貧困問題や子どもに関する問題、法テラスの巡回相談が挙げられる。委員会活動に若手が参加しやすくしたいし、委員会活動を通じて業務の拡大を図りたい。

■ 高江俊名会員(48期)
山口会員は刑事事件、青木会員は高齢者・障害者事件等ですぐれた経験をお持ちである。これまでの経験を活かして、会務に当たっていただきたい。

■ 岩田研二郎会員(33期)
会務では若手支援が急務である。実際に会務が始まるまでに若手と交流し、若手の置かれている状況を理解していただきたい。
(山口会員、青木会員より)
若手については、個々の弁護士による支援ももちろんだが、弁護士会としても業務の支援を行っていきたい。委員会活動を通じて、ベテランと一緒に仕事ができる機会があるので、委員会活動への参加を促したい。

■ 西岡芳樹会員(20期)
弁護士会にとっては、憲法問題も重要である。市民運動と緊密に協力するなどして、憲法問題に取り組んでいただきたい。
(山口会員、青木会員より)
一般の市民が声を挙げにくい時代に、弁護士会の果たす役割は大きいと考えている。会内の様々な意見を取りまとめて、憲法問題に取り組みたい。

■ 石田法子会員(28期)
弁護士会の抱える問題点について、会内には多くの意見があるが、山口会員、青木会員ならば、これらを取りまとめることができると期待している。

■ 松森彬会員(24期)
近年、法律家の意見を軽視しがちな風潮を感じる。政治家や官僚など、いろいろな人の意見を聞いて会務に当たっていただきたい。近畿から司法の在り方を変える、との気概を持って、がんばっていただきたい。

■ 小林保夫会員(13期)
刑事制度は、その国の民主主義がどの程度まで成熟しているかの目安と言われる。また、憲法問題も重要だ。積極的にこれらの問題に取り組んでいただきたい。

■ 小林つとむ会員(11期)
山口会員、青木会員に期待している。がんばっていただきたい。

■ 山西美明会員(40期)
弁護士会が若手を支援するには、支援する側の層を厚くする必要がある。山口会員、青木会員にはがんばっていただきたい。

■ 久保井一匡会員(14期)
素晴らしい候補者を春秋会から送り出すことができ、とても嬉しい。近年は弁護士会が誇りや自信を失い、法律を志す学生も減っているように感じるので、弁護士の活躍を会の内外に発信してほしい。

■ 岩本朗会員(47期)
近年は弁護士会と法テラスの関係や、少年法の適用年齢の引き下げが問題となっているので、会内の議論を促すべくがんばっていただきたい。

■ 金子武嗣会員(25期)
これからは、弁護士自治を守ることが重要な問題となる。山口会員、青木会員にはこの議論をリードしていただきたい。

■ 小橋るり会員(51期)
子どもと女性に関する事件に、弁護士がより積極的に取り組む必要がある。この動きを弁護士会としてサポートしていただきたい。

■ 辛島宏会員(19期)
山口会員、青木会員は弁護士会の問題に取り組む意識が高い。会務に励んでいただきたい。

■ 細見茂会員(18期)
山口会員が登録当初に所属した事務所の先輩として、山口会員の決断に感無量である。ぜひがんばっていただきたい。

■ 李義会員(45期)
弁護士会の抱える問題として、非弁提携や不祥事の増加が挙げられる。弁護士の質の向上に取り組んでいただきたい。

■ 井上洋子会員(44期)
山口会員には大阪弁護士会の代表として、ご自身の意見を発信していただきたい。青木会員とは同じ事務所の先輩後輩として、応援させていただきます。

■ 荒木晋之介会員(61期)
障害者刑事弁護や成年後見など、業務につながる事件はまだまだある。弁護士の業務を拡大すべく、がんばっていただきたい。

■ 團野彩子会員(61期)
弁護士が誇りをもって仕事ができるように、会務に当たっていただきたい。

■ 吉岡良治会員(25期)
弁護士会の外から様々な意見が寄せられると思うが、緊張感をもって会務に当たっていただきたい。がんばってください。

このように、幅広い修習期の先生方から、山口会員、青木会員への応援のお言葉を頂戴しました。

山口会員、青木会員の意見を聞く会は、山口会員、青木会員から、大阪弁護士会会長、同副会長の推薦候補者に立候補された熱い思いを聞くことができたほか、多くの会員から期待と応援のメッセージが寄せられ、大変充実した時間となりました。