3月総会議事録
2022年3月29日
1.日時 2022年3月29日(火)午後6時00分~午後7時15分
1.場所 大阪弁護士会館1001号,1002号会議室
1.出席会員等 <敬称略・五十音順>
【会議室での出席会員】
青木 佳史 有村 とく子 荒木 晋之介 飯島 奈絵 石田 法子
稲生 貴子 岩田 研二郎 岩本 朗 奥野 祐希 河村 利行
木村 圭二郞 黒田 愛 小橋 るり 西念 京祐 高江 俊名
竹中 宏一 田積 祥子 寺川 拓 富井 和哉 豊川 義明
中井 洋恵 中島 宏治 西田 敦 丹羽 雅雄 濵田 雄久
林 邦彦 原 正和 平野 惠稔 広瀬 元太郎 福田 健次
堀 智弘 松井 淑子 宮下 泰彦 村瀬 謙一 森下 弘
柳 勝久 由良 尚文 吉田 之計 渡部 真樹子
小野 宙(議事録作成)
【ZOOMミーティングによる視聴会員(オブザーバー)】
上田 純 浦 寛幸 谷 英樹 田村 瞳 中原 修
西原 和彦 松本 智子 宮﨑 誠 山口 昌之
定足数が132名(委任状を含む。)であるところ,出席会員が40名であり,委任状が161通提出された。
上記のとおり定足数に足る会員の出席があったので,本総会は適法に成立し,幹事長の指名により副幹事長高江俊名が議長となり,開会を宣し,議案の審議に入った。
1 開会挨拶 幹事長 濵田 雄久
2 春秋会 物故者を偲び黙祷 副幹事長 高江 俊名
本年度中に物故された会員(期順,五十音順)
橋本 敦 井関 和彦 西岡 芳樹 大深 忠延
3 議決事項
(1)次年度幹事(副幹事長、全期幹事及び各期幹事)の選任決議(幹事長 濵田 雄久)
次年度幹事(副幹事長,全期幹事及び各期幹事)について,配付資料のとおり選任することについて審議した結果,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。
(2)次年度選考委員の選任決議(幹事長 濵田 雄久)
次年度選考委員について,配付資料のとおり選任することについて審議した結果,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。
4 法曹在職40年会員(33期)顕彰 8名(敬称略,五十音順)
岩田 研二郎 岡崎 守延 河村 利行 坂田 宗彦
田窪 五朗 乕田 喜代隆 中西 裕人 森下 弘
岩田研二郎会員:
弁護士登録後,はや41年を迎えようとしている。
これまでを思い返すと,大規模弁護団事件のことが印象深い。
たとえば,西淀川弁護団事件:1審判決言渡しまで実に10年を要した。同事件の弁護団長が,亡井関和彦先生でいらっしゃった。全体解決まで20年もの歳月を要したが,最後まで弁護団を導いて下さった。
また,中国残留孤児国家賠償訴訟では,日本全体で2000名を超える大原告団となった。残念ながら司法的救済(勝訴)には至らなかったが,最終的には立法的救済(生活支援法の制定)につながり,解決に至った。同事件の弁護団長が,亡西岡芳樹先生でいらっしゃった。
どの弁護団においても,その中心には春秋会員の先生がおられ,41年間,春秋会の先生方のおかげで本日を迎えることができたと改めて実感している。心より謝意を申し述べたい。
河村利行会員:
自分自身の感覚として,この41年はあっという間というほかなく,まだまだ自分は若いつもりでいた。
先日,大学時代からの友人同士で食事する機会があったが,お互い67歳にもなり,会社の役員を務めていた友人も退職して,日々職場に通うという生活から離れているという話も聞いた。
自分としては,今後も弁護士として(体調管理のため日々の薬を飲みながらも),引き続き頑張って参りたい。
森下弘会員:
自分としても,あっという間に40年が経ったと感じると共に,未だに何ごとかもなし得ていない,という後悔の念ばかりが積もる思いである。
しかし,弁護士としてまだこれから頑張っていく,弁護士は一生勉強だという志のもと,本日思いを新たにした。引き続き,会員の皆様におかれてはご指導ご鞭撻を賜りたい。
5 大阪弁護士会理事者挨拶・会務報告(副会長 村瀬 謙一)
配付資料に基づき,下記の点について口頭にて補足説明をいただいた。
(1)コロナ禍での取組み
・6階の窓口対応時間の変更(ほぼ、コロナ禍前どおり)
・23条照会受付と回答書の交付を郵送と窓口併用方式とする。等
(2)会務執行方針の実施状況
SDGsについて:ブームといわれる中,いろいろなご意見がありうるところ,弁護士会活動を対外的にアピールする機会でもあるため,SDGsのゴールやターゲットと弁護士会活動を結びつけた広報に取り組んだ。
WEB相談について:Zoom相談体制構築,予約受付も開始。
育児期間中の会費免除(休業要件撤廃)等,関連規定の整備
会館の環境整備:防犯カメラは相見積もり取得中。
内部統制:職員不祥事を契機として,職員業務マニュアル見直し,監事監査規則制定・マニュアル策定
(3)会内意見集約-法曹人口政策,新たな訴訟手続,情報セキュリティ規程
各委員会には意見照会に協力いただき,賛否両論がある中で常議員会で議論していただきながら,反対意見・少数意見にも配慮しつつ、意見集約を行った結果,日弁連において当会の意見が考慮されることもしばしばあり,存在感を示すことにもつながった。
(4)メーリングリストの機能障害
メーリングリストが使用できなくなり,2週間程度が経過しているが,その原因について本日,正確かつ詳細にご説明することは困難である。
複合的な要因が関連し合っているようであり,その一つには,大阪弁護士会が膨大な数(実際には,既に使用されていないものも含まれている。)のメーリングリスト,メールアドレスを管理しており,それら宛てに大量のメールを送受信していることも含まれている。
本日深夜より,メーリングリストの機能が復旧する予定である。
(5)所感
会長声明,人権救済に関しては任期期間中,相当数の発出に携わることができたと自負している。
また,郊外型の小規模事務所出身者ならではの視点から,会務対応にも一定の反映ができた。
そして,今まで関わりの無かった様々な委員会において,春秋会員が数多く活躍しているという事実を実感することができた。
今年度の自分以外の副会長はいずれも,たいへん仕事熱心であり,それぞれの担当分野において,膨大な懸案事項に真摯に取り組んでおられた。
余談であるが,やはりストレスからか飲酒量も増え,運動も心がけたものの2キロほど体重が増加してしまったことは残念である。
豊川義明会員:
大阪弁護士会理事者間において,ロシアによるウクライナ侵略について,何らかの議論・検討はなされているか。
ロシアによるウクライナ侵略に前後するように,国内のとある政党から,「核共有」を検討するべきであるという議論が出されている。
すぐさま,広島の被爆者団体から抗議声明も出ているところであるが,「核共有」は,ロシアのプーチン大統領,またアメリカのトランプ前大統領のような指導者の下で悪用されてしまった場合,核戦争にまで突き進んでいく恐れがある。
憲法9条の持つ意味に改めて思いをいたすと共に,我が国において参議院選挙も今後実施を控えている状況において,ロシア問題はもはや対岸の火事だとは言いがたい。
本会の会員におかれても,関心を持ってご検討いただきたい。
村瀬副会長:
ロシアによるウクライナ侵攻については,金曜日にその事実が明らかになった後,直ちに検討を開始して,翌週月曜日にはこれに抗議する会長声明を発出した。国際問題に対して声明を出すこと自体,従前は稀であったが,21世紀の現代,このような暴挙が許されて良いものか,という問題意識から果断に取り組み,全国単位会中4番目の早さで抗議声明を出すに至った。
その後,正副会長において継続的な議論はなされていないものの,憲法問題特別委員会内において,検討が開始されている可能性がある。
なお,「核共有」議論を提示した政党については近時,党勢が徐々に強まっているところであるが,弁政連においても,政策課題を協議する機会を探る必要性が述べられていたところであった。
6 活動報告
(1)2021年度活動報告(幹事長 濵田 雄久)
配付資料に基づき,下記の点について口頭にて補足説明がなされた。
ア 本年度行った特筆すべき課題
①会長推薦:本年度の最重要課題であった。
②会報春秋の双方の電子化
③法曹人口に関するオンライン討議
④各期幹事の期の統合
⑤若手とのオンライン懇談
イ 次年度に引き継いだ課題
①新人歓迎旅行:今年度は司法修習の開始・終了のタイミング上,新人がいない年度となった。次年度は是非とも多くの新人を迎え入れて,感染におびえることなく旅行に行けるよう,切に願っている。
②広報誌の電子化の継続検討
③各期幹事の期のさらなる統合
④無会派層の会派への組込み
⑤総会オンライン出席の可否の検討
オンラインでの総会出席・議決参加については,大阪弁護士会,日弁連は不可であり,近弁連のみ規則改定を経て可能となった。
春秋会においても9月総会,それに先立つ幹事会等において賛成・反対の意見が交わされており,引き続き検討していただきたい。
ウ 所感
前年度に引き続きコロナ禍にさいなまれ,様々な企画が中止に追い込まれる,あるいは完全リモート開催となるなど多くの支障を生じながらも,執行部・各委員会の創意工夫と奮闘によって,春秋会員各位のご協力の下,福田健次会長の選出をはじめとして,相応の実績を上げることができた。
次年度の飯島執行部におかれても是非,頑張っていただきたい。一会員として全力で応援していきたい。
(2)各委員会活動報告
ア 選考委員会(委員長 濵田 雄久)
上半期は既に述べたとおり,福田健次会長,黒田愛副会長の候補者推薦を行った。
下半期は本年度選考委員を対象として,次年度以降の推薦候補者に関する匿名アンケートを実施した。結果については,選考委員の中での希望者への開示,及び次年度執行部への引継を行う。
大阪弁護士会としては,女性2名に理事者にできる限り就任していただく,という方向性を打ち出している中,女性理事者のなり手をどのように確保していくのかが重要な課題である。この点も含めて,本年度はアンケートを実施したが,春秋会員各位におかれては次年度以降も,議論に参加していただきたく,とりわけ若手会員は「自分ごと」として主体的に検討していただきたい。
イ 政策委員会(委員長 林 邦彦)
福田健次会長,黒田愛副会長に無事,当選していただくことができたため,12月総会での報告内容とおおむね重複するが,年明けに政策シンポジウム2回分について,電子書籍を発行した。
ウ 研修委員会(委員長 原 正和)
コロナ禍の中でも合計5回,ハイブリッド方式を駆使して研修を実施することができ,多数の会員にご参加いただくことができた。
会員,そして委員各位に心より謝意を申し述べたい。
エ 広報委員会(委員長 広瀬 元太郎)
・会報春号:昨日付でアップロード済み。
初めての会報秋号電子化から5年が経過し,今年度は福田健次会長当選の年に会報春号・秋号いずれも電子化で発行した。
他会派も春秋会に続き,会報電子化に次々の舵を切っている。
・ニュースレター:昨年度開始した取組み。
今年度は,内容のさらなる充実に努めた。その結果,バリエーション豊かな記事を掲載することができ,会員の関心・議論を呼び起こすこともできた。
PV閲覧数については,会員総数の数倍にも上っており,反応の大きさを如実に物語っている。
・会報発行コストの削減:継続的に取り組んでおり,今年度もさらなる経費削減を実現。
・次年度への課題:
広報委員長の仕事は1年間,非常に大変だったというのが率直な感想である。原稿作成提出の督促,提出原稿の校正など,非常に地道,かつ負担の多い裏方作業が主である。体感として,50万円程度の規模の事件に伴う労働時間・労力を費やしたイメージである。
任期中,このような労働時間・労力を無償でやり続けなければならないことへの疑問を再三感じた。従来,会派の委員会活動は無償でやるものだというシステムであったが,これが踏襲され続けていることについて,現状を見直すべきである。
すなわち,委員会活動は会員が集まって楽しく好きなことを行っているから,それに伴う事務作業についてはボランティアで良いという考え方が根底にあるものと思われる。しかし,広報委員会の活動については特殊性があり,今年度でいえば会長・副会長のプロモーションという重大な使命を帯びており,楽しく自主的な情報発信企画ばかり行っているわけではない。その意味では,嘱託弁護士の役割と近い側面を有していると考える。
そのため,現在の仕組みを維持し続けてしまうと,今後,広報委員会に入りたいという次の「なり手」を確保できず,広報委員会の活動(その機能や重要性は言うまでもない。)が不可逆的に先細りしていくことは明らかである。
なお,このような問題意識はむろん,政策・研修・親睦・若手会といった春秋会のすべての委員会に共通するものであって,広報委員会のみに限られるものではない。
以前は若手会員であっても,時間や金銭に余裕があったため,無償システムも機能していたと思われるが,現在の若手会員は,時間にも金銭にも窮している。先ほど,無会派層が増加していることについて言及があったが,その原因の一つには,会派活動には無償労働が伴っていることに対する懸念・不満もあるように思われる。
・上記課題がありつつも,1年間楽しく活動させていただいたことについて,心より謝意を申し述べたい。
幹事長:
すべての委員会において,立ち上がって会員の目に触れる企画自体は楽しいものであっても,各委員会における準備については,各委員会において相応に手間暇が多いものであると思われる。
次年度にもこの点,引き継ぎたい。
オ 親睦委員会(委員長 竹中 宏一)
本年度はコロナ禍の影響を色濃く受けた中,4つの親睦行事を開催した。次年度にも,本年度の委員の多くが残り,中止に追い込まれた企画を引き継いでいく予定。
自分自身,春秋会の活動や親睦委員会からは縁遠かったが,多くの先生方からご助力を賜り,何とかやり遂げることができた。心より謝意を申し述べたい。
カ 若手会(担当副幹事長 稲生 貴子)
1月,若手を集めて懇親会が開催でき,福田健次会員にもご参加いただけた。それ以外の企画(先輩事務所訪問,追い出し会など)はコロナ禍のため,延期となった。
次年度は新人歓迎会も含めて,是非とも実現していただきたい。
(3)会計報告(副幹事長 奥野 祐希)
3/22時点での経過報告である。
今後,大きな収入として選挙予納金が近々,返戻される予定であり,この点も含めるとおおむね,600万円程度の収入で決算することとなる。その原因としては,コロナ禍のため,親睦企画等への予算執行がなされなかったこと等が挙げられる。
(4)報告事項に関する質疑応答
広瀬元太郎会員:
会計報告上,春秋会の現預金が約2380万円存在している。また毎年,繰越剰余金も発生していると思われる。
このような余剰資金を財源として,先ほど述べた各委員会活動の有償化を検討していただきたい。
幹事長:
前年度執行部からの引継ぎ事項として,コロナ禍によって生じる予算余剰の使途について検討するよう,申送りを受けたが,今年度中,具体的な方針は固まっていない。
なお,他会派(法友倶楽部)においては,会派の現預金の管理を担当していた会員による大規模横領問題が勃発した。その原因の一つに,通帳を当該会員一人に任せきりにしていたことが挙げられていたため,今年度は執行部において定期的に,通帳残高を確認していたことをまずご報告申し上げておきたい。
そして,予算余剰が生じている原因は,コロナ禍も一因であるが,広報委員会において尽力していただいた電子化,出版業者との交渉による経費削減による寄与度も大きい。
余剰資金を原資とする委員会活動の有償化は重要な問題提起であると考えており,その他に考えられる使途(例:親睦企画等の補助額の増加,会費減免制度の拡充など。)とも合わせて引き続き,春秋会全体において,ご検討いただきたい。
7 次年度大阪弁護士会会長福田健次会員,同副会長黒田愛会員就任挨拶
8 2021年度執行部退任挨拶,2022年度執行部・各委員長就任挨拶
9 閉会挨拶(副幹事長 高江 俊名)
以 上


