
6月19日(水)午後4時より,第2回選考委員会において,平成26年度・大阪弁護士会会長の推薦候補者に選出希望の届出をされた石田法子会員の意見を聞く会が開催されました。
この会には選考委員の先生方のみならず,一般の会員の先生方も合わせて,合計52名(司法修習生2名を含みます。)の方が出席されました。このうち,女性の出席者は17名おられ,石田先生への女性会員の期待の高さがうかがわれました。
初めに,石田先生から,選出希望の届出に伴って提出された意見書に沿って,大阪弁護士会会長への立候補に当たっての意見が陳述されました。意見陳述では,次のとおり,会長として何をしたいか,何をなすべきかという点に重点が置かれました。
1、人権基盤の確立と推進
憲法改正をめぐる議論が盛んになる中,これまで,大阪弁護士会や日本弁護士連合会の人権擁護委員会を中心に活動をしてきた経験を活かして,「平和に生きる
権利」の確立を目指していきたい。
また,原子力発電所の再稼働を含めた震災復興の問題,取調べの可視化等の刑事司法の問題,生活保護法の改正等をめぐる貧困の問題といった,個々の人権課題
に取り組んでいきたい。
1、若手弁護士の支援
大阪弁護士会はこれまでにも,積極的に若手弁護士の支援に取り組み,その成果を上げてきた。引き続き,いわゆる即独,早期独立者やノキ弁等に必要な支援,
特にOJTの機会を手厚くしたい。
もっとも,若手といっても多種多様な環境と考えがあり,ひとくくりにはできない。例えば若手だけで構成される委員会やプロジェクトチームを立ち上げて,若
手の意見や力を会務に取り入れたい。
1、弁護士会の財政と機構改革
大阪弁護士会の財政は厳しく,近年は赤字予算が続いている。財政の健全化のためには支出を削減する必要があり,今後も弁護士会の機構改革を図り,効率の良
い運営に努力していきたい。


次に,石田先生の意見陳述を踏まえて,出席者の先生方から,石田先生への期待や激励のお言葉を頂きました。
1、山西美明先生(40期)
大阪弁護士会でも,女性弁護士の人数が増加し,会務や弁護団活動等で活躍する機会が増えている。石田先生が大阪弁護士会会長に就任されれば,女性弁護士が
委員長に就任する等,さらに会務に参加しやすい環境作りに努めて頂きたい。
1、正木みどり先生(31期)
石田先生には,大阪弁護士会や日弁連で,会員が意見を交換できる機会を設けるとともに,多くの会員の意見を広く取り入れて,会務に取り組んで頂きたい。
1、滝井朋子先生(15期)
石田先生には,引き続き,女性が参加しやすいような会務の運営をお願いしたい。また,何か1つのテーマを深く掘り下げ,議論だけでなく行動に移して,「石
田会長はこれに取り組んだ」という仕事をして頂きたい。
1、久保井一匡先生(14期)
石田先生が会長に就任されれば,大阪弁護士会で初めての女性会長となる。石田先生を春秋会から推薦できることになれば,春秋会にとって大変喜ばしいこと
だ。
現在,弁護士の不祥事が続発し,若手弁護士の就職難が報道される等,弁護士会全体が自信を失っているように思える。石田先生には,法律家の魅力を社会に発
信し,弁護士会が自信を取り戻すことができるような会務運営をお願いしたい。
1、金子武嗣先生(25期)
石田先生は女性弁護士の草分け的な存在である。会長に就任されれば,女性に関する政策の実現に努めて頂きたい。また,大阪弁護士会会長は日弁連の副会長で
もあるから,どうか日弁連でも活躍して頂きたい。
1、岩田和久先生(64期)
いわゆる即独やノキ弁等,近年,若手弁護士の置かれている状況は非常に多様である。石田先生には若手の状況を正確に理解された上で,若手を支援する政策に
取り組んで頂きたい。
1、三上孝孜先生(21期)
石田先生が会長に立候補され,大変喜んでいる。人権擁護の活動が厳しい局面にある中,石田先生には大阪弁護士会や日弁連においても,人権擁護のために頑張
って頂きたい。
1、小橋るり先生(51期)
石田先生が会長に立候補されるのを長らく待ち望んでいた。石田先生のご活躍を応援させて頂きたい。
私たちは会務や弁護団活動,事件処理等を通じて,先輩弁護士とのつながりを感じながら成長してきた。石田先生には,若手弁護士にも先輩とのつながりを感じ
てもらうべく,OJTの機会を確保して頂きたい。
1、岩田研二郎先生(33期)
女性弁護士の活躍の機会を増やすためには,女性弁護士だけでなく,男性弁護士の働き方も変えてゆく必要がある。石田先生には,男女を問わず,弁護士の働き
方の見直しにも取り組んで頂きたい。
また,ベテランが若手を支援するだけでなく,これからは若手が主体となって弁護士会を担ってもらわなければならない。他の弁護士会の活動も参考にしなが
ら,若手が主体となる運動を盛り上げて頂きたい。
1、宮本亜紀先生(64期)
最近は,奨学金の返還や,給費制の問題など,学生や司法修習生も厳しい状況に立たされている。石田先生にはこれらの問題にも取り組み,学生が弁護士を目指
す環境を整えて頂きたい。
このように,幅広い修習期の先生方から,石田先生への応援のお言葉を頂戴しました。
最後に,石田先生から,参加者の先生方からのお言葉に応えて,「『石田といえば○○』」といった仕事ができるよう,頑張っていきたい。」とのご挨拶を頂き,石田先生の意見を聞く会は終了しました。
石田先生の意見を聞く会は,石田先生から,大阪弁護士会会長の推薦候補者に立候補された熱い思いを聞くことができたほか,多くの先生方から期待と応援のメッセージが寄せられ,大変充実した時間となりました。