2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者から意見を伺う会
兼 第2回 選考委員会 議事録
2021年7月26日
選考委員長 濵 田 雄 久
1.日 時 2021年7月26日(月)午後0時00分~午後1時30分
1.場 所 大阪弁護士会館920号会議室及びZoomミーティング
1.出席委員 <五十音順・敬称略>
(1)会議室での出席
岩本 朗 国府 泰道 小橋 るり 高江 俊名 濵田 雄久
平野 惠稔 福田 健次 松森 彬 山西 美明
(一般会員:有村とく子,奥津周,金子武嗣,木村圭二郞,久保井一匡,豊川義明,茂木鉄平,山口昌之,吉田之計(意見を聞く会出席)奥野祐希,寺川拓,中村和洋,柳勝久(機材設営,Zoomミーティング設定補助),小野 宙(議事録作成))
(2)Zoomミーティングによる出席
青砥 洋司 荒木 誠 飯島 奈絵 石田 法子 岩田 研二郎
岩谷 基 植木 和彦 浦 寛幸 大江 祥雅 角崎 恭子
坂本 団 中井 洋恵 西村 健 野村 祥子 林 邦彦
藤井 美江 三上 孝孜 宮﨑 誠 三好 吉安 両角 麻子
(一般会員:荒木晋之介,大久保康弘,小野順子,片岡牧,勝井映子,河村学,河野哲平,関根幹雄,染川智子,出水順,田中史子,谷英樹,中嶋弘,信吉将伍,原野早知子,正木みどり,松本智子,村上博一,村瀬謙一,森野俊彦,柳本千恵(意見を聞く会視聴)
委員総数 49名
出席委員の数 29名
委任状による出席委員の数 17名
合計 46名
上記のとおり定足数に足る委員の出席があったので,本委員会は適法に成立し,委員長濵田雄久は議長となり,開会を宣するとともに,先んじて「2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者から意見を伺う会」を開始した。
第一部 2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者から意見を伺う会
第1 選考委員会副委員長 挨拶
2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者から意見を伺う会開催に当たり,選考委員会副委員長高江俊名会員より,挨拶をいただいた。
第2 大阪弁護士会会長推薦候補者 福田健次会員より意見表明
福田健次会員から,「改めて弁護士が市民の身近な存在に」と題して,以下のとおり,意見表明をいただいた。
1 はじめに(一般民事・家事事件を中心に,事務所内「最終紛争処理センター」)
2 弁護士自治を守り,基本的人権の擁護と社会正義を実現すること
3 弁護士が市民の身近な存在に-弁護士のプレゼンスを高めよう(対外広報の重要性,「広報室」制度,裁判員裁判の振り返りの必要,新規登録弁護士研修制度)
4 若手会員へのサポート(大阪弁護士会における新司法試験合格者数の占める割合の増加,若手会員に生じた様々な問題,世代間の意識差,若手会員の意見を聞くこと,法律相談・国選弁護・法テラス等の業務や,研修等での様々な面での支援)
5 会務の継続性(コロナ禍での諸対策,会務運営・法律相談体制の維持,各課題への中長期的視点:Web法律相談,従業員支援プログラム,会務のオンライン化,取り調べ立会や手錠腰縄問題への継続的取り組み)
6 委員会活動や弁護団活動(委員会活動・弁護団活動への弁護士会によるサポートの方途検討)
7 社会に向かって発信する弁護士会へ(素早く意見発信できる体制作り)
8 最後に(最大公約数・あるべき方向を踏み外さない,広い視野とバランス感覚,全力で職を全うしたい)
第3 大阪弁護士会副会長推薦候補者 黒田愛会員より意見表明
黒田愛会員から,以下のとおり,意見表明をいただいた。
1 自己紹介
(1)学歴等(愛媛県に因んで「愛」)
(2)職歴等(久保井総合法律事務所で培ったスピードと判断力・弁護士マインド:「弁護士は沈黙の臓器・肝臓」・小さな仕事をゆるがせにしない)
(3)アメリカ留学(世界の人,物,金の動きに興味,JD3年コース,イブニングクラスの学生の多様性,アメリカの憲法訴訟に関する学び,ニューヨーク法律事務所での執務経験)
(4)弁護士会活動(常議員会,消費者保護委員会:消費者保護法制定時の周知活動,広報委員会,国際委員会:ハーグ条約問題)
2 抱負
(1)立候補の理由(市民に弁護士をもっと知って欲しい思い,春秋会から女性の副会長として立候補することの意義)
(2)弁護士にもっと活躍の場を
(3)弁護士会における女性会員の活躍
(4)会員一人一人からの政策提言
(5)女性の地位の向上に向けた政策
(6)最後に(他の副会長とともに会長を支え,職員とも一丸となって協働していく,アメリカ留学経験や実務経験も生かしたい)
第4 参加者との意見交換,質疑
上記の各意見表明に関して,参加委員及び参加会員から以下のとおり,ご発言があった。
○M会員:
福田会員に対して:激励の言葉として,若手会員の問題等も含めて中期的な視点・プランニングを心がけ,冷静さも失わずに任に当たっていただきたい。
黒田会員に対して:在任中,お困りごとがあれば相談していただきたい。
○K委員:
福田会員の述べた「会務の継続性」の視座は重要である。
また,総花的にではなく,重点的・集中的な政策課題を示すことが重要だと考える。例えば若手会員サポートについて,若手会員が大阪弁護士会委員会活動に参加できなくなっており,状況改善の端緒を作っていただきたい。
○K会員:
福田会員に対して:
キーワードは「広報」だと捉えている。
「広報室の活動内容等についての見直し」とは,具体的にはどのようなものか?
また,日弁連副会長という立場においても「広報」的役割を担っていただきたい。東京三会出身の理事者とは異なった,市民目線での情報発信を期待している。
そして,市民に向けた対外的な広報活動に留まらず,大阪弁護士会内の若手会員に対する発信も,「広報」と言えると考える。広報室制度の一層の活用に期待したい。
福田会員より:
市民向け広報活動のため,著名な俳優の方を広告に起用したり,ラジオ番組や街角企画など,様々な広報手段を検討・実践してきた。
現状,「弁護士」という職業・社会的存在は世間一般に浸透しているとは思われるが,数年来,同様の活動内容を繰り返しており,各広報活動の効果(有効性)の検証や,新たな広報活動を検討する必要があると考えている。
○T会員:
福田会員に対して:日弁連の活動に注力して取り組んでいただきたい。
黒田会員に対して:副会長として大阪弁護士会での活動・実働に注力して取り組んでいただきたい。
両会員に対して:現在,日本では「個」の力のみを恃んで生きていくのか,それとも共同して支え合って生きていくのか,考え方が分断している。弁護士会としては,個人の尊重はもちろんのこと,それに加えて「連帯」の価値観を打ち出して欲しい。
○K委員:
両会員ともに,春秋会として相応しい,間違いの無い候補者だと考えている。
福田会員に対して:
持ち味を前面に出していただきたい。打ち出していく政策内容は,春秋会の意見交換会等を通じて,順次具体化していただければと思う。
弁護士会はC型肝炎等,立法作用にコミットできる唯一の私的団体である。若手会員にもそのような弁護士会の意義を,積極的に発信していただきたい。
自己責任論,格差社会の現状の中,弁護士が果たす役割の大きさをアピールしながら,トップとして走り続けていただきたい。
黒田会員に対して:
女性の副会長ならではの政策を打ち出していくことができるはずである。「多様性」という価値観を発信していただきたい。今回の立候補は春秋会に所属する女性会員として非常に嬉しく思っており,心から応援していきたい。
○K会員:
上の世代からも激励の言葉を贈りたい。
両会員ともに,人柄,活動実績,どこに出しても恥ずかしくない候補者である。
福田会員に対して:
若手会員よりもさらに若い,法学部の学部生や今後法学部を目指そうとする生徒たちに向けて,弁護士という職業の魅力を発信し,若き秀才に是非司法試験を目指してもらえるよう,発信して欲しい。
黒田会員に対して:
弁護士が英語で,依頼者・相談者と話せるようになることは,重要だと考えている。弁護士の英語力アップを政策として押し出して欲しい。当事務所を(円満に)退所した黒田会員のことを,当事務所全員一致で応援したい。
第5 選考委員会委員長 挨拶
2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者から意見を伺う会終了に当たり,選考委員会委員長濵田雄久会員より,結びの言葉をいただいた。
第二部 第2回 選考委員会
第一部に引き続き,選考委員会において,議題の審議に入った。
【議事の内容】
第1 2022年度大阪弁護士会会長及び副会長推薦候補者の選考方法について
選考委員会委員長濵田雄久会員より,以下のとおり説明がなされた。
大阪弁護士会会長の推薦候補者の選考方法は,選考委員会規則第11条1項において,書面投票が原則とされている。昨年度はコロナ禍であったこと等諸般の事情に鑑み,副会長推薦候補者の選考方法として「簡易な方法」(同条4項)として挙手制によったが,本年度は会長推薦候補者の選考手続も合わせ行うこと等を考慮し,書面投票を採用する。
また,福田健次選考委員については,同委員自身が会長推薦候補者であることに鑑みて,副会長推薦候補者のみについて書面投票権(議決権)を付与することとする。
上記のとおりとすることについて,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。
以 上