「全国コッカイオンドク・コンテスト」とその“前夜祭”に参加しました!

1 参加の動機
 今年(2018年)3月20日7時から、金沢の繁華街にあるライブハウスを貸し切って開かれた「全国コッカイオンドク・コンテスト前夜祭」に参加しました。翌21日には、「大阪春秋」というチーム名で、わが春秋会から、小橋さん、三好さん、守田さん、私の4名が、このコンテストに参加することになっていたのです。前夜祭の翌日、つまり本番では、今年2月9日に春秋会研修委員会とジョシカイとの共催で開かれた「コッカイオンドク!」企画で実演した山尾志桜里議員vs金田法相・安倍総理の国会審議のやりとりと同じものを演ることに決めていました。皆多忙で、ほぼぶっつけ本番で臨むことにしていたのですが、根が真面目人間の私たちは金沢へ全員が前日入りし、前夜祭にも参加して、他の参加チームとの交流を図りつつ、わがチームの結束を固め優勝をうっすらと狙って真摯に綿密な打ち合わせを行いました。
私がなぜ今回全国コッカイオンドクコンテストに参加しようと思ったのか、その理由はこうです。今年2月の「コッカイオンドク」企画のとき、コッカイオンドクの創始者である小原美由紀さんが、交通事情の不安な中、万難を排して金沢からスピーカーとしてお越しくださり、コッカイオンドクの誕生経緯等をお話してくださいました。彼女は元々手話通訳をしておられたことから、国会のやり取りをそのまま書き起こし、耳が聞こえない人にも正確に伝えたいとの思いで、審議の書きおこしを始められたとのこと。昨年5月13日、共謀罪の衆議院での採決がささやかれ出したことから、これまでの書き起こしを彼女がフェイスブックに並べて書き込んだ、すると、輪島に住むご友人が「これ、音読したい!」とコメントしてくれたそうです。なんと、その二日後には小原さんとそのお友達を含む5人が集まってコッカイオンドクを実演し、それをSNSを通して全国に発信したところ、各地でも同じような取り組みが広がっていったということでした。
 私は、国会でどのような審議(やりとり)が行われているかをリアルタイムで正確に聞き、我々が選挙で選んだ代表者の言動をしっかりとチェックすることは主権者たる国民として、とても大切なことだと考えていました。とはいえ、日頃テレビなどで国会中継を観ることなどほとんどなかっただけに、審議の「書き起こし+音読」という誰もが手軽に気軽に実践できるこの手法を考案した人はすごいと思いました。なるほど、こんなやりかたもあるんだなぁと。音読していくうちにエモーショナルになっていきますし、何が問題なのか、どうあるべきなのかについて自分でも考えるきっかけになるということを、2月の研修企画で実演させてもらって体感しました。そして、それだけではなく、小原さんたちは、このような活動の前、イラク戦争が始まった年から、毎年地元金沢で平和の大切さをアピールするための「ピースウォーク」を続けてこられたと聞きました。今年で18回目をむかえられたそうです。
 私は、小原さんや仲間の人たちが明るく楽しく地道にこのような活動をしてこられたことへのリスペクトの気持ちと、小原さんが金沢からお越しくださったので、今度は私たちが金沢に行って、全国から集まってこられるコッカイオンドクコンテスト参加者の皆さんとともに、小原さんたちへ連帯の意を表明したいという気持ちになりました。それで、参加することを決めたのです。

2 “前夜祭”に参加して
 コンテストの前夜祭には私が「大阪春秋」チームの中で一番乗りしました。翌日のコンテストで審査委員長を務めるジャーナリストの金平茂紀さん、この方は、「筑紫哲也NEWS23」編集長、報道局長などを歴任された方ですが、その金平さん御本人にお会いすることができる、と聞いていたことも前夜祭から参加しようと思った大きな要因でした。会場となったライブハウスは、コンテスト参加予定のグループの人達やスタッフの皆さん、コンテスト後に予定されていた金沢ピースウォークに関係する人やピースウォーク参加予定の人々でごった返しており、熱気むんむんでした。
前夜祭では、翌日コンテストに出場予定のチーム(グループ)の皆さんがステージに上がって自己紹介や決意表明をしたり、小原さんがコッカイオンドクの誕生秘話と取り組みの歩みと広がりについてスライドを使って説明をしたり、金平さんや、「戦争のつくりかた」というアニメーションを作られた京都の方(お名前があやふやで忘れましたごめんさない。福山雅治似の素敵な方、ご自身を「自由無尽?(無人?)党」と名乗っておられました)の情熱こもるスピーチで、予定されていた2時間半があっという間に過ぎました。手作り感満載のお料理も皆美味しかったです。
 内気な私は、人の多く集まる場所は苦手なのですが、全国から集まった初対面の人たちと交流ができ、共通の話題で盛り上がり、いろいろな表現の仕方があることがわかって、大いに刺激を受けました。やはり未知の世界に飛び込むことは、自分の視野を広げる意味で大切だと思いました。
 そして、はじめての場所なのに居心地がよかったのは、知らない人同士でも、コッカイオンドクをやってきた、やろうとしているということで連帯感が生まれ、目と目が合えば互いに笑顔になり、共通の話題で盛り上がることができたからなのかもしれません。
 金平さんのお話で印象に残ったのは、「怒りは大切」と強調しておられたことです。「怒りを出さない仕組みが社会にビルトインされていて、怒るのは格好悪いと思われているが、私は怒る。」、「運動はかっこよく、が良い。」、「皮肉力も大事」という言葉も、その通りだと共感をおぼえました。
 金平さんの著書「抗うニュースキャスター-TV報道現場からの思考」を買って、御本人からサインをしてもらいました。そのうえ、「共に生きる。」というメッセージを書き添えていただけたので、余計に嬉しくなりました。
 交流の場で自分の内なるエネルギーが高まっていくことを実感できる良い機会となった前夜祭、参加して良かったです。

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