「若手の意見を聞く会」 報告
平成27年3月12日、「若手の意見を聞く会」 が開催されました。
報告記事を2本、掲載いたします。
「若手の意見を聞く会」 感想
中村和寛 (66期)
「若手の意見を聞く会」の中では,若手会員プロジェクトチームの10の提言書の紹介がありました。その中で私が一番実現させてほしいと思ったのは,同プロジェクトチーム孤立化防止部会のクラス制度導入の提言でした。
クラス制度とは,孤立化防止と経験交流を目的として,20人程度のクラス員に2名の担任を付したクラスを形成し,テーマを定めて開かれる会合にて議論・情報交換をするというもので,既に類似の制度が東京弁護士会において導入されています

現在の新人弁護士を取り巻く環境は本当に多様で,イソ弁・軒弁・即独というスタートも違えば,その扱うことになる事件の量・種類も様々です。唯一全員に共通しているのが,なにかしら「つらい」という気持ちを抱えていることです。これも,仕事が少なすぎる・多すぎる,人間関係等による精神面の疲弊,金銭面の困窮など多様ではあります。それを相互に話し,聞き合う場としてのクラスがあれば,「つらい」という気持ちを少なからず軽減できるでしょうし,新人弁護士間を取り巻く環境のギャップを埋めることにもなりえると思います。

クラス制度は,「横」の関係で相互に話し,聞き合う場と言えます。これに対して「若手の意見を聞く会」は「縦」の関係で相互に話し,聞き合う場でした。若手の立場からは,若手会員の現状に対する諸先輩方の率直な意見が聞け,こちらからも話を聞いてもらえる貴重な場だったと思います。若手会員のガス抜きの場に過ぎないだろうとの見方もあるでしょうが,私はそういったガス抜きの場こそ今の若手会員には必要であり,その意味で「若手の意見を聞く会」は有意義なものだったと思います。
若手支援研修感想文
朝本健介 (67期)
67期の新人即独弁護士として,本研修会に参加させて頂きました。
本研修会では,若手会員プロジェクトチームの先生方によって若手会員支援のための10通もの提言書の発表並びにアンケートによって行われた若手会員の実態調査及びその検証についてのご説明がございました。
本研修会に参加するまで,若手会員のためにこのようなプロジェクトが進行していることを私は全く存じ上げませんでしたので,大変驚くとともに,先生方の熱心な議論に非常に感動致しました。

私が即独の場所として,他の単位会ではなく,大阪を選択したのは,先輩の先生方から大規模会ならではのご支援が頂けるのではないかと期待したからでしたが,ここまで真剣に若手支援を考えて下さっていたことは全くの予想外でした。
また,若手支援の目的について,私が本研修会で強く感銘を受けたのは,単に若手会員に同情して支援策を検討しているのではなく,弁護士増員時代において,弁護士の質を維持するにとどまらずに全体として向上させ,ひいては国民の弁護士に対する信頼及び弁護士自治を護るという格調高い目的があるということでした。
いわば弁護士全体を次のステージにレベルアップするための若手支援であるというように感じました。

私としては,支援を受けるべきところは受け,また,それに甘えることなく,自らも成長しなければならない,そのように感じた大変素晴らしい研修会でした。
このたびは参加させて頂き,誠にありがとうございました。