ワインの夕べ - お酒は「水が命」? –

68期の佐伯紀明と申します。春秋会の活動としては、若手会のイベントに出来る限り積極的に参加させていただいております。今回は、「ワインの夕べ」という、大人びた雰囲気の会に参加させていただきましたので、ご報告させていただきます。

まずは、ソムリエの戸田昭彦氏から、シャンパンやワインについてのレクチャーです。乾杯酒のシャンパンが背後に待ち構えていたので、当初は、早く終わらないかなと思ったりもしておりましたが、いざ聞き始めると非常にためになるお話の連続でした。その中でも、特に印象に残っている話を、紹介させていただきます。

皆様もご存じのとおり、ワインにおいては、ヴィンテージが重視され、コンビニで売られているような安物のワインでも、ヴィンテージが記載されています。しかし、シャンパンのボトルには、ヴィンテージの記載がないことが多いようです(年に1回程度しかシャンパンを口にすることがない私にとってはこのこと自体初耳でした。)。その理由を紐解くには、そもそも、ワインで、ヴィンテージが重視される理由が重要となります。それは、ワインは、ブドウが原料であるところ、ブドウの出来が年ごとにかなり差が生じるからであるとの説明は、私でも聞いたことがありました。しかし、なぜ、ブドウの出来でそこまで決定的な味の違いが生じるのかは深く考えたことがありませんでした。

皆様は、この理由をご存じでしょうか。これに関連して、私は、以前から、ワインでは、年ごとに味が大きく異なるとして、ヴィンテージが重視されるが、日本酒では年ごとの味の変化は比較的小さいとされ「この年に製造された酒」という意味でのヴィンテージはあまり重視されないのはなぜかと疑問に思っていました。その答えが「水」だったのです。すなわち、ワインは、醸造過程において、日本酒と異なり一切水を加えない、つまり、ブドウ自体に含まれる水分のみで製造するからこそ、ブドウの出来(水分の含有量)によりワイン自体の出来が大きく異なるということだったのです。日本酒は「水が命」とよく言われますが、ワインも広い意味では「水が命」だということです。

話を元に戻しますと、ブドウの出来により、ワインは、味に決定的な差が生じてしまうところ、シャンパンは、様々な年の出来の異なるワインを混ぜることで味の均一化を図っているから、ヴィンテージの記載がないことが多く、ヴィンテージの記載のあるシャンパンは非常に出来が良い年のブドウを原料としており、ブドウの出来が良い年に作られた高価なシャンパンとされるそうです。

戸田ソムリエのレクチャーの後は、お待ちかねのシャンパンでの乾杯から始まり、参加者の皆様との会話を楽しみながら、白、白、赤、赤と、美味しいワインと食事を堪能させていただきました。

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