春秋会研修企画「靴磨き革製品ケア研修」

平成28年8月23日、大阪弁護士会にて,「靴磨き処ダンディズム」の靴磨き職人,宮田周平さんを講師の先生にお招きして,春秋会研修企画「靴磨き革製品ケア研修」が開催されました。
21名という,沢山の先生方にご出席頂き,それぞれご自身愛用の革製品をお持ち頂きました。大阪弁護士会の会議室に,汚れ防止のためのビニールが隅々まで敷かれ,かっぽう着のような紙エプロンが配布され,机にブラシと革用クリームが置かれている‥という様子はそれだけでもなかなか圧巻でありました。
講師の宮田先生から,革製品についての一般的なケア方法(ブラシで汚れを払い,クリームを塗った後,余分なクリームを払い,磨いて艶を出す)について,革靴を使って実際に披露して頂き,参加された先生方でこれを実践するという,実践方式の研修となりました。
私,田村(67期)も革のヒール靴を持参したのですが,その靴を宮田先生に見てもらっただけで,歩き方の癖を見抜かれてしまい,びっくりしました。しかも,歩きやすくなるように一瞬でカスタマイズしてくださいました。

このように,気さくに何でもして下さる講師の先生だったので,研修中,様々な質問が飛び交いました。中でも記憶に残っているのは,ある先生の「安い靴のお手入れはどのようにすればいいですか。」という質問に対する宮田先生の回答でした。
宮田先生は,「どんなに安い靴でも丁寧に手入れをすれば絶対にいい状態になります。状態が良くないのは靴のせいではありません。」と言っておられ,さらに,「何々を靴にしてはいけないとかは言いません。あれをするなこれをするなとは言わずに,来た靴を受け入れてケアをする。それがプロだと思うんです。」とお話しされました。その質問をした先生が,「自分たちは,状況が良くならない時に,しばしば依頼者のせいにしてしまうことがあるが,そうではいけないですね。」と言っておられ,他の先生方もうんうんと頷いておられました。
宮田先生から色々なことを教わり,革製品のケアにとどまらず,仕事全般についてのスピリッツについても学ばせて頂くという,とても良い機会になりました。
普段の座学研修にはない,楽しく実践的に学べる研修を企画となりました。御参加下さった皆様,ありがとうございました。
以 上