比叡山修行研修
今年の冬は寒かったですね。
そんな冬の始まりは11月3日、4日に行ってきました比叡山修行研修。

既に唐﨑先生がご報告をなさってますが、遅ればせながら私からもカンタン報告を。
スケジュールは次の通りでした。
◆1日目◆
15:00
入所式、日程の説明
16:30
坐禅止観の解説、実修
18:00
夕食
19:00
比叡山のお話
20:00
写経
21:00
入浴
22:00
就寝
◆2日目◆
4:30
起床・坐禅止観
6:00
根本中堂参拝
7:30
清掃
8:00
朝食
9:00
仏教のお話
11:00
法話(お坊さんのお話)
12:00
昼食
13:00
退所式
初日は、15時までに集合との事で、電車・京都バスと乗りついで比叡山入り…の筈が、比叡山手前から大渋滞。
刻々と迫る集合時間に青い顔をしながらなんとか10分前に修行場所の居士林に到着。
間に合った、と一息つく間もなく、やや機嫌の悪そうなお坊様から14時半集合なのに遅い、とのお怒りが…。
身をすくめて入所式に臨みます。

ところで、居士林は、体育館ほどの敷地に2階建ての建物で、1階が10~12畳の部屋4室と洗面・風呂・トイレ、2階が畳敷きの大広間2部屋、という構造になっています。
我ら春秋会員のほか、他のグループや家族も合わせて40人弱で一緒に修行することとなりました。
今回の参加者に外国人はおらず、男女比はちょうど半々くらいだった気がします。
女性陣や家族連れは、グループごとに1階の1室に、その他の男性陣は2階の大広間に荷物を置くよう指示され、部屋の割り当てとなりました。
大広間での入所式に引き続き、そのまま修行に入ります。
最初に、研修と修行の違いを聞かれました。お坊様曰く、「研修」とは講師など外から教えられるもの、「修行」とは、内省を深め、涵養するというものだそうで、ぜひ「修行」していってください、とのことでした。
さて、実際の修行ですが、基本的に上記スケジュールのとおりです。
坐禅、写経のほか、食事や掃除も修行とされ、トイレのスリッパの並びまで指導が及びます。会話や電子機器の使用は基本的に禁止されており、お坊様からは随時「だらだらしない。」「声が小さい。」などと常にお叱りを受けますので、ちょっとした軍隊のようです。
春秋会員は仕事柄を考慮されて電子機器の使用は最小限のみ可、となりましたが、写真までは許可されませんでした、残念。
食事について、精進食ですが、学校給食みたいな感じで意外とイケますし、量もそこそこあります。ただ、食べる際は正座でこれが非常に辛く、また食べ終わった際は最後にお茶を使ってすべての食器の中を洗って飲み干す(洗鉢というらしい)など細かい決まりがあり、個人的にはこれが一番の修羅場でした。正直心中は半泣きだったのですが、家族連れで来られた春秋会員のお子さん2名もしっかり修行に取り組んでいるので、大人のプライドをかけて平静を装わないわけにはいかず・・・(泣)。
スケジュールは体力的にとてもしんどい、というわけではないのですが、精神的には結構ぐったり来ます。そして、何より冷えるのでこれにも疲れます。
お風呂タイム位ゆっくり、と思うも、入浴時間は着替え込みで15分なので女性は結構大変です。そして、お湯がぬるいのも地味にダメージ。
お風呂から上がるとすぐに消灯となります。見事なせんべい布団でしたが、気が張っていたのか即寝てしまいました。
愚痴ばっかり書いているようですが、西塔エリアの本堂に当たる釈迦堂で夜と早朝に座禅を組んで瞑想できたのは、とても良い時間でした。普段まず体験できない無音・真っ暗な空間で目を閉じていると、いろんな心配事からどうでもよいことまでひとしきり頭をよぎり、そのあとは無心になれます。
電子機器の使用も抑えられていたので、懸案の事件から解放され、心が軽くなりますよ。
また、すべてが厳しい修行、というわけではなく、お坊様側の時間確保のためか、手塚治虫のブッダのビデオが流れたり、と要所要所で休憩的なプログラムも入っているので、体力に自信がなくても、季節さえ選べばかなり良い体験になるのではないでしょうか?
厳しい修行を終え、帰りにあったかいカフェで食べたパフェが涙が出るほどおいしかったことも含め、皆様にも比叡山修行を是非お勧めします!