研修委員会企画「コッカイオンドク」ご報告

2月9日,ジョシカイ及び研修委員会の共同企画「コッカイオンドク」の報告です。

「コッカイオンドク」とは,国会審議のやり取りを逐語的に記録し,それを実演することで,国会を監視するという市民の取り組みであり,これを始められた小原美由紀さんを金沢からお招きして,「コッカイオンドク」の実演と,小原さんインタビューを実施しました。

最初は,春秋会ジョシカイを中心とするオンドクスターズ(乘井弥生さん,有村とく子さん,田中史子さん,今井力さん&ヤジなど担当の上出恭子さん,小橋るりさん(企画者))による実演です。

オンドクスターズが,2017年2月と4月の衆議院と参議院での【共謀罪法案コッカイ審議】の一部を,安倍内閣総理大臣,金田法相,山尾議員らになりきって,熱演。
あとで,小原さんから,かなりレベルが高かったとお褒めの言葉をいただきました。

その後,小原さんのインタビューをしました。

まずは小原さんの人となりを紹介するということで,普段のお仕事などを聞きました。
小原さんは多才で,映画監督鎌仲ひとみさんのマネージャー,手話通訳,県立大学の研究室のサポート,不登校や発達障がいの高校生の勉強サポートを手がけておられます。
鎌仲ひとみさんは,「小さき声のカノン」など原発問題を多く取り上げておられる映画監督で,「金沢に住んでいるのですか?」と聞くと,東京らしいのですが,インターネットのおかげで,金沢に住んでいる小原さんがマネジメントできるそうです。

次に,コッカイオンドクの誕生経緯を聞きました。
小原さんは,報道などの情報は編集されていると感じ,また,元々手話通訳をしていることも影響し,国会のやり取りをそのまま書き起こし,耳が聞こえない人にも,正確に伝えたいという思いで,審議の書きおこしを始めました。
私も,コッカイオンドクの実演を,文字を見ながら見ると,とても理解できたので,「実演」だけでなく「書きおこし」の重要性を認識しました。

次に,なぜ書きおこしを音読するようになったかですが,共謀罪の衆議院での採決がささやかれ出した昨年5月13日,これまでの書きおこしをフェイスブックに並べて書き込むと、輪島市の友人が「これ、音読したい!」とコメントしてくれたのがきっかけで,その二日後には一緒に実践し,その際に,もう新聞記者(2社)に来てもらったそうです。
小原さんの人格ゆえの人脈に脱帽です。

コッカイオンドクをフェイスブックに載せたところ,報道でも取り上げられる機会が増えて,これが全国に広がり,また,SNSを通して,SEALDsの奥田愛基さんらともつながったそうです。
さらに,SEALDsの演説を書きおこすことを始めると,多くの若い人ともつながったようです。
うーん,フェイスブックを飲み会の連絡にしか使っていない我が身としては,もはや別世界の話ですが,素晴らしいですね。
さらに,日隅一雄賞(すみません,私は弁護士にゆかりのある賞と知りませんでした)を受賞されたくだりでは,石田法子さんが日隅弁護士の生前の活躍をよく知っているということで,小原さんは感慨深げでした。

コッカイオンドクは,「反対」という感じではなく,みんなが抵抗なく参加できるので,ここまで広がったと思うと,小原さんはおっしゃいました。
「不断の努力を普段から」をモットーに今後も,子どもたちのために,市民レベルで国会を監視していきたいと語っておられました。
今後のコッカイオンドクの展開については,3月21日(祝)に,全国コッカイオンドクコンテストをするそうです。
芸術点や技術点、わかりやすさなどで優勝チームを決めるそうですが,春秋会でもチームを結成し参加の予定です。さて,どうなることやら。

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