8月23日 春秋の日報告   「GPS捜査最高裁判決に関する弁護活動」

8月23日春秋の日には,令状なしのGPS捜査を違法と判断した最高裁判決に関する弁護活動をテーマとして,当会会員の小野俊介弁護士,舘康祐弁護士にご講演頂きました。

この歴史的な判決は,わずか6人の若手で結成された小さな弁護団が勝ち取ったものです。弁護団のメンバーは,62期の亀石倫子先生、小林賢介先生、西村啓先生、小野俊介先生、舘康祐先生と64期の我妻路人先生です。「弁護団」というと,ベテランの先生を筆頭に若手が続き,大人数で構成されるものというイメージがありますが,62期の先生方はもともと大阪修習3班の友人という関係でした。弁護団結成は,同期の食事会で焼き肉を食べている時だったそうです。

ご講演では,フランクな弁護団会議の様子や,警備会社でGPS装置をレンタルして追尾実験をしたこと,依頼者との関係,最高裁大法廷での弁論など,盛り沢山のお話を伺うことが出来ました。

特に興味深かったのは,舘先生に最高裁での弁論をご披露頂けたことです。原稿に顔を落とすことなく,15名の裁判官の顔を見ながら弁論をするとの方針のもと,原稿は全て暗記されたそうです。公判期日の前日は,東京の大手法律事務所の大会議室をお借りして弁論の練習もされました。

平成26年6月5日の弁護団結成から平成29年3月15日の最高裁判決まで約2年9か月間,ご苦労もあったと思いますが,何より同期同士で分担しながら楽しんで弁護活動をされたことが歴史的判決を勝ち取る大きな原動力になったのではないかと思いました。

 

PAGE TOP