ご挨拶

執行部就任のご挨拶

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争点は「就任の意思」の有無

親睦委員会担当副幹事長板﨑 遼(67期)

この度、春秋会副幹事長に就任しました67期の板﨑遼です。親睦委員会を担当させていただきます。

裁判官出身で、平成30年から令和2年まで職務経験制度により弁護士を経験する中、春秋会でも広報委員として活動しました。令和2年から令和4年まで神戸地裁で勤務、その後退官し、弁護士登録をしました。登録3年目の副幹事長就任となり、まだまだ右も左もわからないところですが、春秋会を盛り上げていきたいと思います。

さて、突然ですが、民法742条1号をご覧ください。人違いによる婚姻を無効とする、「どういうシチュエーションやねん」と、全国の法学部生が突っ込みを入れるあれです。

新執行部(当時は候補者)初回顔合わせの際、村瀬幹事長から各副幹事長にお声がけをいただいた理由についてお話がありました。職務経験時に広報委員として政策シンポの原稿を担当し、その際のてきぱきした仕事ぶりが印象に残っていた、とのことでした。改めて確認すると、当該原稿が掲載されたのは春秋104号、発刊は令和3年です。編集後記に私の名前はなく、私の後任として当時職務経験をしていた69期の方の名前がありました。令和3年当時、私は神戸地裁労働部でシコシコと残業代を計算する日々を過ごしていたのです。「雰囲気変わりましたね」ともお声掛けいただきましたが、政策シンポがきっかけだとすると、雰囲気どころか全くの他人なのでした。

もしや民法742条1号により就任無効か!?とは思ったものの、よくよく考えれば「就任の意思がないとき」にはあたりません。副幹事長就任は有効なようです。

何はともあれ、やっぱり打診してよかったね、と言っていただけるよう微力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願い致します。