ご挨拶

執行部就任のご挨拶

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60周年を迎えて―今年の抱負―

幹事長平野 惠稔(41期)

今年は、春秋会の60周年です。春秋会は、1958(昭和33)年、当時の若手が役員選挙のやり方に異を唱えて、既存会派から脱退して、役員を推薦しない親睦団体として結成されました。草創期のメンバーは既存会派を脱退し、春秋会を選んで会員になったのです。「春秋に富む(若くて、将来が希望に満ちている)」が名前の由来です。その後、1964(昭和39)年に規約が改正されて政策団体となり、役員を推薦するようになって今に至っています。春秋会はこのように独特の出自を有しています。

しかし、現在ではボスが春秋会であったから入ったという人が大多数であるし、会派としては親睦と政策をバランス良くやることが重要で、その点でも他の会派と変わることがありません。ただ、上下の関係や政策課題などにおいて、やはり春秋会だという特徴が残っている面もあるように思います。

昨年度から60周年記念行事の実行委員会をつくり、式典、シンポ、記念誌(記念誌の記事では様々なテーマでの座談会などを行う)、旅行、ゴルフなどが企画されています。この1年は、春秋会とは何か、会派とは何か、弁護士会とは何か、弁護士とは何か、という問いについてさまざまな角度から考える年になります。力不足ですが、次の10年に通用するような中身の濃い1年となればと祈りつつ、幹事長を務めたいと思います。