
政策委員長 : 木村圭二郎(39期)
■ 需要拡大通じ日弁連の意義模索
本年度の政策委員会の委員長に就任させて戴きました。これまでの春秋会の政策と関わりが強かったとはいえず、就任のご要請を受諾するのに、とまどいがなかった訳ではありません。しかしながら、「君の思ったことをやればいい」との宮崎筆頭常幹の言葉を単純に信じ、微力を尽くすことを決意致しました。
社会の複雑化、そして、それに伴う法律の専門化に伴い、弁護士業務のあり方は多様となっています。このような状況のもとで、弁護士としての共通の基盤を、どのように見出していくかを考える必要があると考えています。個人的には、弁護士会が、かねてそうであったように、自らの生き様を自分で決定した者によって、活動内容の違いを乗り越えて、プロとしての気概をもち、相互に共感をもって結束できる団体として、存続していけるかが焦点であると考えています。
差し迫った問題は、弁護士の法的需要の拡大であると思っています。その関係において、私は、弁護士会が政策集団であるとともに、弁護士という専門家の利益集団であっても良いと考えています。宇都宮日弁連会長は、弁護士人口の減員の主張を、弁護士の就職難や人口と対比した法的需要の不足と結び付けて述べておられますが、その率直な主張に同感します。
このような考え方に対しては、既に春秋ネットの中で異論も出されているように思われますが、私が政策委員会を担当させて戴く意味を、あえて探せば、直近の法的需要の拡大という問題を通じ、弁護士会のあり方や役割を議論する場を作ることにあるように思われます。
非力ではありますが、今年1年宜しくお願いします。


