
平成19年7月9日18時より,研修委員会による「ここが聞きたい当番・国選弁護」研修が行われました。講師は,刑事弁護委員会当番国選部会部会長の西島佳男先生,刑事弁護委員会委員長森下弘先生,子どもの権利委員会副委員長濵田雄久先生です。
この企画はそもそも,「当番や国選の受任手続きがずいぶん変わっていて戸惑った。どうしたらいいのだろう?」という疑問から始まりました。
それに応えるように,まずは西島先生が当番弁護のチェックリストをもとに当番弁護の受任・不受任の方法を解説されました。不受任通知書がFAXで送られてこない場合どうしたらいいか?被疑者が積極的に受任を求めていない場合にも不受任通知を作成しないといけないのか?等々について,なぜその手続をしないといけないのかというところから丁寧に解説して頂きました。
次は森下先生より,Q&Aに答える形で受任手続等の説明がなされました。「必要かどうかわからなければ,大は小を兼ねる形式でとにかく不受任通知は作っておけばいい。」そうです。とってもわかりやすいですね。
最後は濵田先生より,少年の当番付添人制度の解説がされました。観護措置決定がされた少年であって,家庭裁判所送致前に弁護人を選任しておらず,かつ,弁護士との面会を希望する者には,1回に限り無料で弁護士と面会相談する機会を与える制度です。当番弁護士名簿に登録していれば,いつ出動依頼があるかわかりません。
この後は,講師の方々のお話を受けて,質疑応答コーナーです。ここでは「制度の内容がわかりにくい」という本音の質問が出て,講師陣が法改正時のやりとりから解きほぐして説明されました。制度への疑問・質問・不満が噴出し,質疑応答コーナーは1時間に及びました。内容はここには書けませんが,書籍に載らない本音が聞けるのは研修会ならではです。
制度変更後,当番も国選も担当しながらなおわからない手続について,理解を深めることができました。後はお聞きしたことを思い起こしながら実践あるのみ,ですね!


