
平成19年10月2日午後6時より大阪弁護士会館にて,研修委員会による「破産と税務」の研修を開催しました。パネラーには,春秋ネットはもとより全倒ネットでもご活躍の倒産実務の権威の木内道祥先生(春秋会会員)と,税理士の高澤信之先生,コーディネーターには桐山昌己先生(春秋会会員)をお迎えしました。
残念ながら開催時期の都合で弁護士会研修義務化対象講座とはなりませんでしたが,当初より,200名を超える予約があり,140名近い参加をいただきました。若手からベテランまで,他会派からも多数の参加がありました。
平成17年4月に新破産法が施行されてから2年余りが経過し,新破産法下の実務においても,税務は重要な問題点ですので,3時間近い長時間の研修であったにもかかわらず,参加者も熱心に聴講され,関心の高さが伺われました。

前半は,公租公課の財団債権・優先債権としての取扱の基礎と注意点,後半は,破産管財人としての確定申告などの税務についてでした。
いずれも税務に関わる基礎的なポイントのみならず,木内先生からは全倒ネットの議論を踏まえた実務の問題点までご解説いただきました。
特に,税務については,消費税の取扱は重要ですし,源泉徴収義務など最先端の論点にも触れていただきました。
管財人経験のない若手には若干難しい論点もあったかもしれませんが,管財人経験のある参加者からは,ご好評を頂きました。
破産管財実務の中でも,税務はやや細かいところですが,破産管財人として破産財団を拡充しその職責を果たすことができますので,参加者の方々には,税務にも臆せずチャレンジして経験を積んでいただければと思います。


