忙中閑有り 「ワインの夕べ」

 
春秋会で人気の高い恒例の親睦企画「ワインの夕べ」は、2007年12月13日、リーガロイヤルホテルのイタリアンレストラン「ベラコスタ」でありました。マスターソムリエの岡昌治氏からワインにまつわるお話しを伺い、美味しいイタリア料理とそれらと相性の良い選び抜かれたワインを堪能できた、まさに至福のひとときでした。
今回は、ワインを買い求めるときのポイントを教わりました。まず、ワインが風通しの良い涼しい場所で保管されていること、つまりはワインセラーのあるお店で買うことだそうです。二つ目は、ボトルを立てたときに、ワインの液面とコルク栓の底面の間隔が目減りしていないこと、三つ目にボトルの口がべたべたしていないこと、と聞いた様な気がします(お腹がすいていて、ちゃんと聞き取れた自信がありません・・・。)。

この日のメニューは、「海の幸のサラダ仕立て」、「自家製パスタフェットチーネ、紅ズワイ蟹とルコラ和え」、「鮮魚の備長炭焼き、グリル野菜添え」、「黒毛和牛の赤ワイン煮込み」、「温かい洋梨のパイ・苺ソースとバニラアイス」、「こだわりのティラミス」、「コーヒー」。どれもみな美味しく、同じテーブルの方達との会話もはずみました。

 ワインは、はじめが「ディ・サッシ・カヴィ」という、かわいい蜥蜴が描かれたラベルがお洒落なシャルドネ。ちなみにシャルドネの葡萄は、昭和初期、大阪(河内地区)が日本一の栽培面積を誇っていたとのことです。これも、テーブルに回って来て下さった岡さんからお聞きしました。シャルドネという言葉の響きと「おおさか」とは、ちょっとそぐわないような感じがします?いえいえ、大阪弁でサガンのごとく、フランスの薫りのする恋愛小説を編み出す作家田辺聖子さんがおられることを思えば、なるほどと頷けます。
次に登場したのは、サンジョベーゼという品種のイタリアトスカーナ州を産地とする葡萄から生まれた、「キャンティクラシコ」(バローネ・リカーゾリ)。そして、3つ目は、ネッビオーロという品種の葡萄から生まれた「バルバレスコ」というイタリアを代表する赤ワインでした。

 私はワインといえば、赤玉ポートワインくらいしか知りませんでしたが、お料理にマッチする美味しいワインというのは色々あり、また、お互いの良さを引きだし合える様々な組み合わせを考えるのも、楽しみのひとつだと知りました。去年のワインの夕べは、リーガロイヤルホテルのフレンチレストラン「シャンボール」でフランス料理とフランスのワイン、今回はイタリア料理とイタリアワインの絶妙な組み合わせを味わうことができました。来年はどのような出会いがあるのだろうと、今から楽しみです。

ソムリエとは、ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識を有し、それらのサービスに専門的に携わる職業で、厚生労働省の職業分類として認定された独自の職種であること、野菜のソムリエなど最近はソムリエという呼称が使われることが多いけれども、正式な場において使用が許されているのはワインのソムリエだけであること、それも岡さんのお話しでこの日初めて知りました。
教わった葡萄の品種やワインの名前はすぐに忘れそうですが、あの日、あのとき、あの人と一緒に飲んだあのワイン、美味しかったぁ!そんな風に自分の中で幸せな思い出が今回またひとつ増えました。素晴らしい親睦企画を準備して下さった諸先生方に感謝申し上げます。

以上