12月総会議事録

12月総会議事録

2021年12月21日

1.日時 2021年12月21日(火)午後6時00分~午後7時15分

1.場所 大阪弁護士会館201号,202号会議室

1.出席会員等 <敬称略・五十音順>

【会議室での出席会員】

青木 佳史  有村 とく子 飯島 奈絵  石田 法子  稲生 貴子

今村 峰夫  岩本  朗  大川 真郎  大久保 康弘 奥野 祐希

加藤 高志  金子 武嗣  河村 利行  木村 圭二郞 久保井 一匡

黒田  愛  国府 泰道  小橋 るり  齋藤 ともよ 高江 俊名

竹中 宏一  寺川  拓  中井 洋恵  中村 和洋  西原 和彦

丹羽 雅雄  乘井 弥生  濵田 雄久  林  邦彦  林  祐樹

原  正和  平野 惠稔  広瀬 元太郎 福田 健次  莚井 順子

村井  潤  村瀬 謙一  茂木 鉄平  柳  勝久  山口 昌之

山田 庸男  山本  淳  吉田 之計

小野  宙(議事録作成)

【ZOOMミーティングによる視聴会員(オブザーバー)】

岩田 研二郎 植木 和彦  王  宣麟  奥津  周  島尾 恵理

高橋 誉幸  谷  英樹  中島 宏治  西田  敦  根本 俊太郎

信吉 将伍  野村 祥子  原野 早知子 松尾 洋輔  松本 智子

峯田 和子  宮﨑 信二郎 両角 麻子  渡部 真樹子

定足数が133名(委任状を含む。)であるところ,出席会員が44名であり,委任状が160通提出された。

上記のとおり定足数に足る会員の出席があったので,本総会は適法に成立し,幹事長の指名により副幹事長高江俊名が議長となり,開会を宣し,議案の審議に入った。

1 開会挨拶(幹事長 濵田雄久会員)

2 大阪弁護士会理事者挨拶・会務報告(副会長 村瀬謙一会員)

任期満了まで,下半期の後半も引き続き尽力していきたい。

(1)常議員会

上半期総会以降のうち,重要なものについて,ご報告する。

ア 法曹人口問題についての意見照会

現状の1500名から,さらなる減員をすべきではない,ただし「質の確保」には十分に留意する必要がある,という方向の回答を決議。

常議員会においては,本テーマについて十分に審議を尽くすことが重要と考えて,合計4回にわたって討議を行った上で決議に至った。

イ 育児期間中の会費免除制度の改正検討

大阪弁護士会は,全国の他の単位会に先駆けて上記制度を創設した。先進的であったがために,「休業」が要件化されている。

これについて,①休業要件を撤廃し,②免除は一般会費のみ(特別会費は除外)とし,③免除期間を日弁連に合わせて,④根拠規定は会費規程(現行は会則の運用準則とされているが,会員の基本的な義務に関する内容であるため,総会で決めた会費規程を法的根拠とする方向に変更していく。),という内容にて検討している。

ウ 新規登録弁護士研修規程の改正

現在,未履修者が1000名ほどにも上っているという現状がある。

この点について以前,研修を履修していない場合であっても,一定の実務経験(例:刑事弁護活動)をもって代替する「みなし履修制度」の導入について,常議員会で議論されたことがあった。

しかし,反対意見が多数に上った。反対理由としては,実際に研修を履修した会員との不公平が生じること,新規登録弁護士研修制度はそもそも,「質の担保」を目的として導入されたものであるところ,単に実務経験があるというだけでは,適正な質が担保されているとは必ずしも言い切れないこと等である。

そのため,新規登録弁護士研修の履修を,法律相談等名簿の登録要件(経過措置2年)とすることによって,幅広く履修していただくことを検討している。

(2)その他

ア 弁護士情報セキュリティ規程制定の意見照会

弁護士情報セキュリティについては,現状のガイドラインでの取扱いから,規程つまり会則へと,法的根拠の位置づけが変わる。

この議論は,民事・刑事裁判手続のIT化の議論と平仄を一にしている。

すなわち,たとえば刑事手続IT化の案として,公判請求予定証拠の開示をIT上で行うというものや,WEB上での接見を可能とするといった,被疑者・被告人の権利擁護に資するし,弁護人にとっても便利な内容の案も出てきている。

ところが,法務省・検察庁側から,情報漏洩リスク(例:開示証拠の流出,接見内容の外部漏洩の恐れ)が指摘され,これらについては見送るべきであるという意見が出ている。

確かに現状として,情報セキュリティについての取扱いは弁護士事務所ごとにまちまちであり,中にはそれほど高い関心を持っておられない事務所も存在するものと考えられる。

このままでは,手続のIT化といっても,法務省・検察庁の側にとって都合の良い改正しか導入してもらえない恐れもある。

そのため,規程制定に向けた意見照会を,各委員会宛に実施させていただいている。

 イ 「新たな訴訟手続」の新設に反対する会長声明

この件については,新設に反対する会員の方々の活動の熱心さ,パワーをもってして,執行部の見解も変わっていく様を目の当たりにした。

3 決議事項

(1)大阪弁護士会次年度会長・副会長候補者の推薦

ア 選考委員会での審議結果(幹事長・選考委員長 濵田雄久会員)

次年度(2022年度)の大阪弁護士会会長および副会長の推薦候補者の選考に関し,本年6月1日から6月11日までを推薦候補者の届出期間と定めたところ,上記届出期間中において,福田健次会員(36期)から大阪弁護士会会長の推薦候補者の届出が,黒田愛会員(47期)から大阪弁護士会副会長の推薦候補者の届出がそれぞれあった。

そこで,会長及び副会長の推薦候補者についての選考手続を行い,7月26日の第2回選考委員会において,両会員による意見表明の後,選考委員会規則第11条1項により,投票で推薦を決することとした。

同月27日から8月6日までを推薦の可否に関する書面投票期間とし,同月10日午後3時,弁護士法人なにわ共同法律事務所において,選考委員会委員長濵田雄久,及び春秋会嘱託弁護士小野宙の立ち会いのもと,開票した。

開票の結果,投票総数・有効投票総数の全員一致でもって,両会員を大阪弁護士会会長及び副会長の推薦候補者として選考することを可とするとの投票結果が得られた。

そのため,福田健次会員を大阪弁護士会会長の推薦候補者として,黒田愛会員を大阪弁護士会副会長の推薦候補者としてそれぞれ選考することに決した。

イ 大阪弁護士会次年度副会長候補者の推薦

(ア)推薦の弁(久保井一匡会員)

黒田さんは,裁判官のお父様の任地転任に合わせて各地を転々とされた後,関西学院大学に進学し,ハンドボール部で活躍された。能力・体力という,弁護士にとって重要な二つの資質を培われた。

民訴ゼミから司法試験を志し,合格して司法修習を終え,私の久保井総合法律事務所へ就職された。

勤務弁護士時代から,外国,とりわけ勢いのあるアメリカでの司法を自分の目で見て触れて,実感したいという強い向上心と意欲を持って,チャレンジされた。語学力を身につけるため,英会話学校等にみっちりと通って,オクラホマ州の夜間ロースクールに学ばれた。そこでは多様な人種,職種,考えの人々が集まっており,刺激を受けながら3年で卒業し,NY州試験を受けて合格して,同州のコンパクトな事務所に就職され,リサーチや日本企業との取り次ぎに主に取り組まれた。

その後,日本に帰国し,再び久保井総合法律事務所へ復職されたが,今年の夏,ご自身の事務所を持ちたいという強い思いから,独立された。事務所の所長としては非常に残念であるが,温かく喜んで送り出した。

黒田さんの弁護士としての特徴は,以下のとおり。

まず,非常に頑張り屋・努力家であるということ。依頼者のため,昼夜を問わず働く。

そして仕事ぶりは,非常に優秀でかつ丁寧である。依頼者としては安心して,仕事を任せられると思う。本場のアメリカで鍛えられた調査能力が,大きな武器である。たとえば,東京所在の大規模ビルの建物明渡請求訴訟の被告側を受任した際,オーナー側の主張は,耐震性が不十分だから再開発を行うので,立ち退いて欲しいという理由であった。しかし,「耐震性」なる概念は非常に曖昧で恣意的でもある。裁判官は当初,再開発に反対するようなテナントに対して,眉をひそめていたが,黒田さんの奮闘が功を奏して,テナント側にとって適切な内容で和解を成立させることができた。

また,控えめな性格であり,相手を凹ませるような派手な発言・挙動をするわけではないが,非常に芯が強い性格である。

さらに,決断・判断に偏りがなく,フェアな判断ができることも,挙げておきたい。

副会長の仕事は,会長の下働きをする場面も数多くあると思われる。黒田さんは,能力も体力も資質十分であり,是非,福田さんを支えていって欲しい。

(イ)抱負(副会長推薦候補者 黒田愛会員)

久保井一匡先生から先ほど,身に余る言葉をいただいた。

久保井事務所において勤務し始めて,弁護士の仕事の面白さを体験した。登録何年目であろうと,実務に出れば一弁護士として,対等に仕事ができる。また,訴訟・調停といった裁判手続を通じて,目に見える形で紛争や物事を動かすことができる。学んだ判例や法律の知識を現場で活かして,依頼者のための仕事ができる。弁護士の仕事の素晴らしさを,久保井先生の事務所で学ばせていただいた。

途中,6年間のアメリカ生活を過ごしたことも,大きな糧となった。アメリカでは自由と正義,法の支配という概念を大事にして,弁護士が様々な場面で活躍している様を,実際に目の当たりにした。

アメリカでは,上記の基本的価値を,代表訴訟などの仕組み・スキームによって維持しているのに対して,日本では,弁護士自治によって保持しているところが特徴的だと感じている。

この度,副会長推薦候補者としてお声がかかったのも,久保井事務所の出身者だから,資質も担保されていると考えていただいたということだと感じている。また,女性会員であるということも,一因となったのかも知れない。

仮に副会長推薦候補者として選出していただけた暁には,真面目に,そして地道に取り組んで参りたい。

また,女性の地位の向上についても,心がけたい。多様性を,対内的にも対外的にも発信して参りたい。

女性であるという理由だけで選ばれたのだと言われてしまうことのないよう,しっかりと仕事に邁進する所存である。

(ウ)質疑応答,意見交換

中井洋恵会員:

黒田さんは,久保井事務所の後輩であり,行動力に非常に長けた人柄である。たとえば,いざアメリカに出立するのに旅費がない,という事態に至ったり,オクラホマ州でロースクールを終えた後,NYに行く際にも旅費がないので,ボロボロの中古車を廉価で買って,お母様と大移動・引越しを敢行したりと,エピソードには事欠かない。

むろん,激励の言葉もお贈りしたいが,あえて一つお伺いしたい。

ご自身として,これは絶対に人よりも勝っているというものは,どんなものか。

黒田愛会員:

「諦めないこと」にかけては,人一倍であると自負している。そのように心に決めて,諸事取り組んでいる。

(エ)決議

以上の点を踏まえて,黒田愛会員を大阪弁護士会次年度副会長候補者として推薦することについて審議した結果,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。

(オ)会員からの激励のことば

(中井洋恵会員:上述のとおり。)

ウ 大阪弁護士会次年度会長候補者の推薦

(ア)推薦の弁(金子武嗣会員,茂木鉄平会員)

金子武嗣会員:

福田さんは,堂島法律事務所に,3代目として入所された。福田さんと中井さんとは対照的で,「攻め」と「守り」とも言うべく,二人の力で堂島事務所を盛り立ててこられた。

福田さんの経歴をご覧いただくと,2006年から,福田さんは弁護士会の活動を始められた。これは,自分のチームに参加されたことがきっかけである。

宮﨑誠さんが会長に就任された時,自分にとって二度目の筆頭常幹の声がかかった。その時,執行部メンバーとして誰にお願いしようかと考えて浮かんできたのが,福田さんである。

福田さんは当時既に,若手の会員から是非会長にと推す声が上がるほど,非常に人望が厚かった。

福田さんの資質や人柄を見込んでチームに加わっていただいた結果,要として活躍して下さり,宮﨑先生も全力投球していただくことができた。

福田さんは会長としての人格,識見,知識のすべてを兼ね備えている。その経歴が,すべて物語っている。

福田さんが会長に就任すると,日弁連の副会長にも就任されることになる。日弁連の広報について,頑迷固陋な組織を,是非変えて欲しいと願っている。長らく広報に携わってこられた福田さんらしく,ソフトなやり方で徐々に変えていってくれるだろうと,期待している。

1年間,是非頑張っていただきたい。

茂木鉄平会員:

自分は福田執行部で,筆頭副幹事長を務めさせていただいた。

その時,幹事長である福田先生ご自身が奮闘されておられるところを,間近で拝見していた。

福田先生には2つ,大きなお願いをしたことがある。

1つは,大阪地検特捜部で発生した証拠改ざん事件である。当時の副部長が41期で自分の同期であり,部長が36期で福田先生と同期であった。

副部長が逮捕され,自分が接見に赴いたところ,部長に接見に来ていた別の弁護士と情報交換するうちに,弁護団を立ち上げて協働することとなった。そこで,36期で中心となってもらえる人物がいないかと聞かれたため,思わず,頼まれたことは絶対に断らない人がいます,と福田先生の名前を挙げてしまい,その結果,部長の弁護団長にご就任いただいて,50回を超える重厚長大な公判活動を導いていただいた。非常に労力の多い,大変な事件になってしまったが,福田先生は先頭に立って,奮迅のご活躍であった。何の得にもならない,日の当たらない仕事だが,福田先生のすごさを改めて実感した。

もう一つは,自分が大阪所在の製薬会社の取締役であったとき,会社から,他に監査役として適任者がいないかと問われた。大阪を愛する大阪らしい人がご希望ということだったので,これも迷わず福田先生を推した。福田先生は監査役として,取締役会でも大阪弁で議事を進めていただき,会社からも信任が大変厚かった。

このようなご縁もあったので,福田先生から筆頭副幹事長のお声がかかったときは,喜んでお引き受けした。

そして,今この時期に福田会長が生まれるということは,非常に大きな意味がある。

急激なIT化,そしてコロナ禍にも見舞われている昨今の状況は,明治維新,大戦敗戦に次ぐ,大きなモーメントだと言われている。世相に伴い,弁護士像も大きく変動しており,会としてもますます,舵取りが難しくなっている。

そのような中で,福田先生には次のような素晴らしい点がある:若手を始めとして,様々な意見に耳を傾ける力がおありである。若手から見ても,福田先生はソフトな雰囲気で声をかけやすいという意味で,敷居が低く感じられるはずである。また,長らく広報に携わってこられたこともあって,広報の分野でも必ずや活躍していただけるものと確信している。

1つ,福田先生にお願いがある:福田先生は,何でもすべてご自身でこなしてしまう,それだけの能力や馬力がお有りになるので,周囲に仕事を振るのが苦手なタイプだと思う。どうか抱え込むことなく,振って欲しい。もちろん,これは福田先生の素晴らしい点の裏返しでもある。

是非,活躍して欲しい。

(イ)抱負(会長推薦候補者 福田健次会員)

詳細については,配付資料の「意見書」に述べるとおりである。

まずは,「広報」について,述べさせていただきたい。

弁護士登録以降,広報活動に邁進してきた。広報委員会においては,各会派の副会長経験者が委員長を歴任されてきたが,自分も人から頼まれると嫌とは言えない性分であるため,委員長を引き受けさせていただいた。その中で,弁護士会の活動内容を幅広く知ることができた。

今年度の春秋会のシンポジウムが2回開催されたうち,一つが自分が長らく取り組んできた「広報」に関するもの。もう一つは,人権擁護活動に関するものであり,こちらは自分自身がより深くこれを知るために,テーマとさせていただいた。また,若手会員の意見を聞く会も,開催することができた。

自分がこの場に立つ,最も大きなきっかけを作って下さったのは,まさしく金子先生である。茂木さんは,自分が一番信頼していた人であったので,自分の執行部の際に,副幹事長を務めていただいた。

また,自分の仕事内容としては,刑事弁護について述べさせていただきたい。

刑事弁護については,当番弁護士を長らくやり続けた。堂島法律事務所の的場先生の下でも,数多くの事件を担当させていただいた。

先ほどの茂木さんからのエピソードについても,記憶に新しい。

茂木さんから電話がかかってきたのは,土曜日だった。電話口では「いったん,待って欲しい。」と伝えて,同期で刑事弁護をよくやっていた西村健会員に架電したところ,彼も気の良い人間であり,一緒にやると言っていただいた。そこで,引き受ける覚悟が決まり,週明けの月曜日に接見に行った。部長とは同期であったがまったく面識はなかったが,弁護団長として長い裁判を戦い抜き,今年ようやく登録が適った。

また,信楽鉄道事件の弁護団(団長は,国府先生)にも参加させていただき,その際に秋田先生ともご縁ができて,金子先生とのご縁にも恵まれた。

自分自身の性格については,人に頼まれたら嫌とは言えず,とにかく最後までやる人間だと思う。

人から与えられた仕事は,一生懸命に取り組み,人のために仕事することはまったく苦にならないし,精神的にもタフだと感じている。

会務についても,研修センター運営委員会の委員長,法律相談センターの委員長なども務めさせていただいた。

この度の立候補についても,たまたま自分の期の前後で,適任な方おられなかっただけだと思うが自分にお声がかかり,果たして自分が立候補して良いものかどうか悩んだが,ありがたいことに推していただける会員の方もおられ,立候補することを決めた。

当選した暁には,「弁護士が,市民にとって身近で頼りがいのある存在となること」を目指したい。

また,若手会員のサポートについても,取り組んでいきたい。

自分は,若手会員から見ても,話しやすいタイプだと自負しているし,聞く力があるとも思っている。どんどん意見を聞かせて欲しい。若手会員との意見交換会も,そのような趣旨から開催した。

我々世代の会員と若手会員との間には,分断とまではいかないものの,考え方の隔たりがあると考えている。

常議員会でも,弁護士会の求心力の低下が議論になっていたが,実際に,求心力に陰りが出ていると感じる。

ともすれば,弁護士自治の重要性についても,揺らぎが生じるのかも知れないが,それは非常に大切な価値観として,今後も維持していく必要がある。

若手会員が必要としていることについて,サポートができればと考えている。

そして,「広報」についても積極的に取り組みたい。広報室長の経験も活かして,弁護士や,弁護士会の様々な活動を世にアピールして,良い情報を発信して参りたい。

また,日弁連の副会長を兼務することとなるが,大阪では先の選挙で,大阪維新の会の所属議員数が増加した。そのため,憲法改正論議が巻き起こる可能性もある。大阪弁護士会出身の副会長として,適切に情報発信していきたい。

諸事,全力をもって取り組んで参りたい。

(ウ)質疑応答,意見交換

西原和彦会員:

国際調停に数多く関与している中で,「傾聴力」が第一であると実感しており,できる限り実践している。

当事者の話を聞くことによって,話し手の悩みや考えが初めて分かり,納得の行く解決への道筋が開かれる。

政策委員会において,若手会員の話を聞く会が開かれた際,福田先生が,心から若手会員の悩みや意見に真摯に向き合おうとしている姿勢に,いたく感銘を受けた。

春秋会内にも若手会員が多く参加し,それぞれの会員が置かれた状況も自ずと異なっている。私自身,10期,20期上,ないしは下の期の先生方とは,考え方が異なると思う。

人の考え方は,その人の背景事情に応じて様々に変わるが,調停の場は,当事者の請求の趣旨だけ見れば真っ向から争っているが,深く話を聞いていくと,真の紛争の理由は全然違うところにあり,話を聞くことによって最良な解決の道筋が出てくることもある。

弁護士会においても,様々な考え方が渦巻いており,大変な時期であるが,福田先生のご活躍を心から応援させていただきたい。

配付資料の末尾,「持てる力をすべて出し尽くす」という一節に,大変に感銘を受けた。自分自身は楽をしたい,自分のためだけに動きたい,というところが否めないが,福田先生の言葉は,お人柄から絞り出されたものと感じた。

来期,自分も副幹事長の1人として,微力ながら支えて参りたい。

福田健次会員:

自分のことは,「ええかげんな人間」だと思っている。

仕事もいつも抱え込んでおり,本日の総会開催時刻ギリギリまで仕事していた。

飯島奈絵会員が来年の幹事長に選任される予定であるが,自分が会長に当選させていただいた場合は,仕事のことも春秋会のことも,飯島会員と執行部の皆様に全幅の信頼を置いて,会長としての職務に邁進して参りたい。

(エ)決議

以上の点を踏まえて,黒田愛会員を大阪弁護士会次年度副会長候補者として推薦することについて審議した結果,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。

(オ)会員からの激励のことば    

岩本朗会員:

福田先生とは,大学もゼミも一緒であり,初めて出会った「大阪の弁護士」のモデルである。

大学の恩師(國井先生)は亡くなられたが,今回のことも必ずや見て下さっているはず。

福田先生はご存じのとおり,事務局長というキャラクターでいらっしゃるが,会長就任後は,周りの副会長をどんどん使って欲しい。黒田さんが,強力に支えてくれるはずである。

自分自身も含めて,春秋会こぞって応援させていただきたい。

小橋るり会員:

一言だけ。関西弁は「あずまびと」に通じない場合があるので,その場合は思う存分,関西弁で強く押し出して欲しい。後のことは,春秋会委員に任せて欲しい。

同期の山本淳さんは,他の会員のことを滅多に褒めないタイプだが,福田先生のことは常々,素晴らしいと褒めそやしている。

また,黒田さんについても,本当に期待している。何かあれば,いつでも気軽に相談して頼って欲しい。

(2)春秋会次年度幹事長の選任

ア 幹事会での審議結果(幹事長 濵田雄久会員)

令和3年11月26日付幹事会において,次年度幹事長として飯島奈絵会員の推薦を行うことについて,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。

イ 抱負(候補者 飯島奈絵会員)

2年前,副会長を務めていた際の新年会のスピーチにて,副会長は大変面白く,もう1年続けてやってみたいという趣旨のお話をさせていただいた。

ここで,副会長には,その上に会長がおられて,いろいろな物事を決めていくサポートを行うという仕事である。

これに対して,幹事長は,自分自身で決めなければならず,副会長とはまったく異なる。

濵田幹事長によると,年度中,弁護士会から綱紀委員などの会派推薦割当をいただく機会も多く,会員に順次お声がけをしていき,断られることもあり,そのたびに心が折れそうになるが,決してくじけてはいけないという激励もいただいている。

幹事長が自分に務まるのかどうか不安であるが,尊敬する原田先生の大好きな言葉を支えとしたい。

「女性には『ガラスの天井』があると言われることがあるが,『ガラスの天井』があるから自分には務まらないと考えてあなたが辞退すること自体,『天井』になってしまう。あなたの後進の世代のためにも,食らいつくべきです。」というもの。まさにこの言葉のとおり,自分でも幹事長を務めることができた,とのちのちお伝えすることができるようにしたいと考えている。

1年間,頑張って参りたい。

次年度の執行部の布陣は,女性4人,男性3人という副幹事長の構成となっており,委員長にも女性の会員にご就任いただける予定である。

効率よく楽しく,福田会長をお支えするという陣容になっており,若手の会員にも,面白そうだ,自分たちもやりたいと思ってもらえるようにして参りたい。

会員の皆様へ:是非,協力していただきたい。推薦依頼の電話を取っていただいた暁には,どうか快くお引き受けいただきたい。

ウ 質疑応答,意見交換

エ 決議

以上の点を踏まえて,飯島奈絵会員を春秋会次年度幹事長に選任することについて審議した結果,別段の異議なく,満場一致でこれを可決した。

オ 会員からの激励のことば

石田法子会員:

大変楽しみにしている。

副会長でおられた折,もう1年やりたいと仰っておられたが,実際それだけの力量と資質を備えておられる。

企画力も実現力も,周囲を巻き込む力も兼ね備えておられ,幹事長としてまさに相応しい方である。

福田さんは,同じ堂島法律事務所のご所属であり,もとより気心も知れている。飯島さんは,福田さんのことを幹事長としても,また事務所の仕事面でも,十分に支えることができると確信している。

また,黒田さんにとっては,飯島さんは女性の幹事長であり,共に女性のためにやり抜いていこうという同志として,大変心強いものと考えられる。

そして,女性が数多くメンバーに加わるという副幹事長の編成は,他に類を見ないものであり,大変楽しみにしている。

飯島さんの思うとおり,思う存分にやっていただきたい。

4 報告事項-各委員会報告  

(1)政策委員会(委員長 林邦彦会員)

今年度の政策委員会では,福田会員,黒田会員のことを応援する企画を多数,実施してきた。2回の政策シンポジウムが,その代表例である。いずれも,大変実りの多いものとなった。

さらに,これらの内容を紹介する政策誌については,電子書籍での発行を予定している。当選予定日の1/7の前日である1/6までに,刊行を予定している。

以下,自分からも福田先生へ,応援の言葉をお贈りしたい。

自分自身も岩本会員と同じく,國井ゼミ所属であり,堂島法律事務所に入所した。福田先生には,数多くのことを教えていただいており,今も同様である。

今年度の政策委員長は自分にとって2回目であるが,期の近い執行部メンバーや各委員長,そして副会長とも協力しながら,務めさせていただいており,先ほどの推薦決議を経て,ほっとしたというのが実感である。

福田先生は,非常に優秀な方である。抱え込むタイプ,というご紹介もあったが,抱え込んでいながら,それらを処理していき,何でもこなしておられる。無限大の力があり,まったく底が見えない方である。

どのような困難なハードルがあろうとも,必ずや素晴らしい成果をお出しになるはずと確信しているので,今後も盛り上げていきたい。

福田先生,黒田先生,そして飯島先生は是非健康にはお気を付けて,頑張っていただきたい。

(2)研修委員会(委員長 原正和会員)

今年度は「楽しくリフレッシュ」をテーマとして,弁護士会の研修とは特色が異なる4つの研修(①筋トレ・ストレッチ,②落語家に学ぶ話し方教室,③着こなし相談所,④福田先生・黒田先生による難しい依頼者との付合い方)を,既に実施済みである。いずれも多くの会員に参加していただいており,大変好評を博している。

今後,残すところあと1回,研修の開催を予定しているので(不動産鑑定士の使い方),是非ご参加いただきたい。

(3)広報委員会(委員長 広瀬元太郎会員)

今後,3/29の3月総会において,春号電子版の発刊を予定している。

電子媒体閲覧状況:会報については,PV数を見ると,大阪弁護士会の所属弁護士の約半数の人が閲覧している,という数字になっている。ニュースレターについては,春秋会限定で発行されており,母数が700名弱であるので,こちらも相当数の閲覧回数に上っている。

ニュースレターは,中森前委員長が開始して,自分も方針を引き継いで発行しており,広報委員会として,内容の充実に務めてきたものである。たとえば青木先生の音楽紹介記事や,議論も起こっている「お金の話をしよう!」連載など,春秋会員に読んでもらえることを目指して,今後も取り組んで参りたい。

会報のコスト:会報秋号の発行費用が,当初の予定よりも抑えることができた。これによって,発刊予定の春号の分を加えたとしても,昨年のおよそ半額,すべて紙版で発行されていた時期と比較すると約5分の1という,大幅な経費削減につなげることができた。

春号原稿依頼:広報委員会の各委員にとって,原稿督促のご連絡が最も労力がかかる作業である。原稿をご依頼させていただいた先生方におかれては,是非とも期限の遵守をお願いしたい。また,記事タイトルと写真もお忘れなきようお願いしたい。

今後も,読者を増やして参りたい。

(4)親睦委員会(委員長 竹中宏一会員)

今後実施予定の企画として,まず新年会兼当選祝賀会(1/25午後7時~@レストランMITTE)については,おかげさまで定員に達した。

新人歓迎旅行(2/19・2/20@鹿児島)については,定員50名のうち,現在27名の会員から参加表明をいただいている。新人歓迎旅行は,会員の期・世代を超えて,相互に交流を深めることができる大変貴重な機会であるので,引き続き是非お申し込みいただきたい。12/25が申込期限であるので,お早めに。

(5)若手会(担当副幹事長 稲生貴子会員)

6月・9月に2回,破産研修を実施した。11/27 会派対抗若手会ゴルフも開催され,春秋会は見事4位となった。

今後の予定として,①1/13 若手のみの座談会@飲食店で,ざっくばらんに話し合うという方式で開催を予定する。②2月 先輩事務所訪問企画を予定している。③追い出しについては,62期以降のものについて開催できていない。今年度は,新人の登録が2ヶ月程度後ろにズレているので,その歓迎会も兼ねて開催したいと考えている。

(6)今後の行事報告  

5 全体についての質疑応答

6 閉会宣言(副幹事長 高江俊名会員)

以 上