
今年も恒例の「春秋の日」が開催されました(1月30日(水)19:00~,於会館1004号会議室)。今回は「依頼者との関係におけるリスクヘッジ」をテーマに,貴重なご体験談・ご報告を伺いました。
「交通事故の被害者なのに加害者にされた。」という相談で来られた依頼者から損害賠償請求訴訟と懲戒請求を起こされたご経験をお持ちの先生からは,普段なかなか聞くことのできないまさに貴重なご体験談のご報告がありました。依頼者を選り好みして事件受任するわけではないことを旨とするのが,私たち弁護士の業務です。しかし,そこには,誰もが,いつ陥っても不思議ではないリスクが常に存在していること,それゆえ,そのようなリスクに対しても適切に対応していくことの大切さを改めて痛感させられたお話でした。
また,もうお一人の先生には,事件受任のときから始まり,訴訟遂行などの事件処理,その終結段階に至るまで,依頼者のために何をどのように説明し,依頼者との間のコミュニケーションをどのように図っておくか,ご自身の実践例に即したお話をして頂きました。弁護士の業務は,最終的に如何に依頼者の方々に納得してもらえる問題解決を行うかという点に大きな重点があります。先生は,このために依頼者への説明や連絡などのやりとりを徹底して文書にするなどの工夫を実践しておられ,これまた改めて「目から鱗」の感がするお話でした。
お二方には,多忙な業務の合間を縫ってお話のご準備をいただきました。今回のお話は,若手からベテランに至るまで,今後きっとどこかで思い出し,業務に役立つことと思います。ありがとうございました。
ところで,登録間もない若手の方々などの中には,「春秋の日って,何の日?」と思っている方々もいらっしゃると思います。最近は,春秋会でもたくさんの親睦行事があります。でも,飲んで食べて,ざっくばらんな雰囲気の中での春秋会の行事と言えば,私の知る限り,この恒例の「春秋の日」が元祖ではないでしょうか?(「もっと前から春秋会にはこんな楽しい行事もあったのだよ。」とおっしゃる先輩の皆様,ごめんなさい。)。そして,「春秋の日」は,ただ飲んで食べてというだけでなく,今回のように普段聞けない貴重なお話が聞けたり,その時々のタイムリーな問題について議論したりという,なかなか素敵な日なのです。これからも,この春秋会恒例の「春秋の日」が,若手もベテランも気軽に集える良い機会としてずっと続いていくことを願って,ご報告を終わります。
ではまた,次回をお楽しみに。


